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空き家は買取でラクに手放せる?メリット・業者選びのコツを解説!

「空き家を手放したいけど、買い手が見つからない」「老朽化が進み、仲介では売れそうにない」と、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

空き家の処分といえば、「仲介売却」が思い浮かびますが、不動産会社が直接買い取る「空き家買取」という方法があります。

買取は買主を探す必要がなく、手間をかけずに早く現金化できることが特徴です。築年数が古い物件や、相続した空き家が売れないと諦めていた方に適しています。

本記事では、空き家買取の仕組みやメリット・デメリット、業者を選ぶコツ、高く買い取ってもらうポイントを解説します。

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空き家買取の基本知識

空き家を売りたいと思っても、「古くて売れないのでは」「仲介だと時間がかかるのでは」と感じる方は少なくありません。

買取は不動産会社が直接買い取る仕組みで、仲介売却よりもスピーディーかつ手間をかけずに売却できます。

ここでは、空き家買取の基礎知識について解説します。

買取とは

空き家の買取とは、不動産会社が「買主」となって空き家を直接購入する仕組みのことです。

仲介売却のように買主を探す手間がなく、売却の流れがシンプルな点が特徴です。

人口減少や高齢化の影響で使われなくなった住宅が増加していて、売りたいのに買い手が見つからないという問題が全国的に広がっています。

こうした背景から、不動産会社が自ら購入して再販やリフォームを行う買取が注目されています。

買取は自分が持つ不動産が売れないと悩む方にとって、手放す選択肢を広げられます。

買取価格の相場

空き家の買取価格は、一般的に仲介売却した価格の60〜80%程度が目安です。

不動産会社は購入した物件をリフォーム・再販・賃貸などに再利用するため、その際に発生する費用やリスクを考慮して価格を設定します。

築年数が古い・立地が悪い・再販が難しいといった要因がある場合は、査定額が下がることも少なくありません。

また、解体やリフォームにかかるコストが見込まれる場合、費用が買取価格から差し引かれるため注意が必要です。

空き家の買取は価格は低くなりますが、すぐ現金化できる安心感とスピードを重視する方は有力な選択肢といえます。

仲介売却との違い

仲介売却と買取は、買主が誰になるかという点が異なります。仲介売却は、不動産会社が広告を出して買主を探す方法で、売却までに数ヶ月かかることがあります。

買い手探しや買主との価格の交渉、不動産会社の販売力が影響し、売主は早く手放したいと考えていても長引いてしまう点がデメリットです。

一方で、買取は不動産会社が自ら買主となる方法で、買主や内覧対応、価格交渉と言った手間が不要なため、最短数日〜数週間で現金化できます。

また、引き渡し後の修繕トラブルが起きにくいという魅力があります。

仲介売却は時間がかかっても高く売りたい方、買取は早く確実に売りたい方に向いている方法です。自分の目的や状況に応じて使い分けましょう。

参考記事:空き家の5つの売却方法とは?税金の基本と控除や補助金の活用術を詳しく解説!

空き家買取のメリット

空き家を早く処分したいけど片付けや売却準備が大変そうで、なかなか手を付けられずにいる方は多いのではないでしょうか。

買取は物件の売却活動に時間がかけられない方にとって、メリットが大きい方法です。

ここからは、空き家買取のメリットを5つ紹介します。

早く現金化できる

空き家買取は買主探しの時間が不要なため、短期間で現金化できる点がメリットです。

買取は不動産会社が自ら買主となるため、仲介のように広告掲載や内覧対応を行う必要がありません。

条件が合えば査定から契約、入金までが最短だと数日〜2週間程度で完了し、売主の負担を最小限に抑えられます。

値下げ交渉や販売期間を待つ必要がなく、資金計画や引っ越しの予定が立てやすくなります。

買取はスピードを重視する方や急な転勤や資金繰りの関係でタイミングを逃したくない方に最適です。

家具や荷物がそのままでも対応してもらえる

多くの買取業者は、家具や家電、生活用品の荷物が残ったままの状態でも空き家を買い取ってくれます。

買取後はリフォームや更地化、再販を一貫して行い、売主の手間を最小限に抑えています。

空き家の片付けは業者に依頼すると数十万円かかることもあり、遠方に住んでいる人や仕事で時間が取れない方にとって大きな負担です。

買取業者は売主の状況に配慮し、片付けや撤去もまとめて引き受けることで、すぐに手放したい方の悩みを解消してくれます。

残置物のある状態でも手放せる柔軟な対応が整っているため、売主は無理なくスムーズに売却を進められるのが特徴です。

参考記事:空き家売却時の片付けはどこまで必要?費用相場やそのまま処分する方法を解説

近所に知られずに手放せる

空き家買取は広告や内覧を行わないため、近所に売却を知られずに手放せる点がメリットです。

仲介売却では「販売中」の看板設置や内覧対応があり、近隣の方に売却を気づかれるケースが少なくありません。

特に相続や離婚、転勤の事情を知られたくない方にとって、プライバシーが守られることは欠かせないポイントです。

地域の付き合いが密な住宅街や実家のある地元で売却したい場合でも、不特定多数に情報が出回らないため、目立たずに手続きが進められます。

買取はプライバシーを重視しながら、確実に空き家を手放したい方に適しています。

税金や管理コストを早く解消できる

空き家買取を利用すれば、固定資産税や管理費の維持コストを早期に解消可能です。

不動産を所有している限り、毎年の固定資産税・都市計画税に加えて、草刈りや清掃、修繕の管理コストが発生します。

老朽化が進むと倒壊や特定空き家指定のリスクが高まり、固定資産税が6倍に跳ね上がるケースがあります。

遠方の実家を相続して外部に管理を依頼すると、交通費や委託費が積み重なり、年間で数十万円がかかることも少なくありません。

早めに手放すことで、金銭的な負担やトラブルのリスクを避けられるため所有者の負担軽減につながります。

築古でも対象になることもある

築年数が古い空き家でも、土地の価値や再利用の可能性があれば買い取ってもらえます。

買取業者は建物の状態だけでなく、立地や土地の活用方法も総合的に判断するため、古いからと言ってあきらめる必要はありません。

老朽化が進んでいても更地にして再販したり、リフォーム・リノベーションで再利用したりできる見込みがあれば、積極的に買取を行います。

古家再生を得意とする業者であれば、状態が悪くても買取対象となる確率が高くなります。

築古の空き家を持っている方は、複数の業者に査定を依頼することがおすすめです。

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空き家買取のデメリット

空き家の売却をスピード重視で進めるあまり、契約内容を十分に確認しないとトラブルや不満につながりかねません。空き家買取の注意点を事前に把握しておく必要があります。

ここからは、空き家買取のデメリットを4つ紹介します。

仲介売却より価格が低くなる

空き家買取では仲介売却に比べて、2〜4割ほど売却価格が低くなる傾向があります。不動産会社は買取後にリフォームや解体・再販を行うため、費用とリスクを見込んで査定します。

再販価格から利益を差し引いた金額が買取価格となるため、仲介より低めに設定されるのが一般的です。

ただし、広告費や仲介手数料、修繕費の負担がかからない点を考慮すれば、実際の手取り額では大きな差にならない場合もあります。

売却にかかるコスト全体を比較し、スピードを重視するのか価格を重視するのかを明確にして手放し方を決めることが重要です。

業者により査定額・条件に大きな差が出る

空き家買取は、依頼する業者によって査定額や条件に大きな差が出ることがあります。不動産会社ごとに差が出る理由は、得意とするエリアや物件の種類、再販方法に違いがあることです。

たとえば、自社でリフォーム部門を持つ業者は修繕コストを抑えられるため、他社より高く買取できる場合があります。

反対に、販売ルートが限られている会社はリスクを考慮して低めの査定額が提示され、同じ物件でも数百万円の差が出るケースもめずらしくありません。

また、引き渡し時期や残置物の取り扱いといった、査定額以外に関わる条件によっても違いが出るため、複数の業者に見積もりを取ることが重要です。

再販が難しい物件は断られることがある

空き家買取は便利な方法ですが、全ての物件が対象になるわけではありません。買取業者は再販や再活用を前提としているため、再利用が難しい物件は断られることがあります。

たとえば、崖地や再建築不可物件、接道義務を満たしていない土地は建て替えや販売ができない物件に該当します。

土地自体に問題がなくても、シロアリ被害が大きい場合や地盤が緩い、建物の傾きがあり、修繕コストが高くつく物件も断られるケースが少なくありません。

ただし、古家再生や土地活用を得意とする専門業者であれば、一般的な業者が扱わない物件でも買い取ってくれることがあります。

1社の査定で判断せずに、複数業者への相談が不可欠です。

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契約内容を確認しないとトラブルにつながる

空き家買取では契約内容を確認しておかないと、引き渡し後にトラブルへ発展する可能性があります。

買取の場合はトラブルが少ないとはいえ、「契約不適合責任」の扱いや土地の境界問題の取り決めをあいまいにすると、あとから費用を請求されてしまいます。

契約不適合責任とは、雨漏りがないと契約していたのにもかかわらず雨漏りがあったなど、契約内容と異なる欠陥が見つかった場合に責任を負うことです。

契約書に記載されている条件・期日・費用負担の内容を1つずつ確認し、不明点は必ず担当者や専門家に相談して慎重に進めましょう。

参考記事:空き家売却の注意点を徹底解説!費用や放置で失敗しないための回避方法

空き家買取をおすすめできる人

空き家を手放すのに、買取とその他の方法をどうやって選んだらよいかわからない方も多いのではないでしょうか。損をしないためにも、自分の状況や目的を明確にする必要があります。

ここからは、空き家買取の利用が向いている方を紹介します。

できるだけ早く手放したい人

転勤や相続、離婚、資金需要で時間に制約がある方は買取が適しています。買取は広告や内覧の準備をせずに手続きを進められるため、余計なストレスを抱えずに済みます。

相続で空き家を引き継いだ方が固定資産税や管理費の支払いを避けたい場合、買取業者が見つかればすぐに負担の解消が可能です。

また、転勤や引っ越しの期限が迫っている方にとっても、スケジュールが立てやすくなります。

売却スピードを優先したい方や維持費・管理コストを早く解消したい方にとって、買取は最適な手段です。

遠方に住んでいて管理が難しい人

空き家が自宅から離れた場所にあり、定期的な管理や清掃が難しい方は買取がおすすめです。空き家を放置すると、建物の劣化や害虫の発生、不法侵入のリスクが高まります。

管理が行き届いていない状態が長く続くと「特定空き家」に指定され、固定資産税が6倍になる可能性があります。

自分で管理する方はもちろん、管理を委託する場合でも多くの費用が発生するため、経済的負担が重くなりがちです。

空き家の放置は修繕費や税金が膨らむ一方ですが、買取で早期に手放せば費用と手間の両方を抑えられます。

現在はオンラインで査定が出来る業者も多く、スムーズな取引ができます。

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仲介では売れない人

築年数が古い物件や老朽化が進んだ空き家を所有していて、仲介で買い手が見つからない方は買取が最適です。

仲介売却は、購入希望者が「すぐ住める状態」を求める傾向が強く、古い空き家や修繕が必要な物件は敬遠されやすくなります。

また、見た目の印象や耐震性が理由で価格交渉が難航し、売却までに数ヶ月〜半年以上かかることも少なくありません。

複数の会社に査定を依頼することで、想定以上の価格が提示してもらえる業者が見つかることがあり、売却のチャンスを広げられます。

業者選びのポイント

空き家買取の査定を依頼したものの、どこの業者に依頼したほうがよいか迷ってしまいます。

同じ物件でも、業者によって査定額や対応スピード、契約条件が異なるため、慎重に比較することが大切です。

ここでは、信頼できる業者を見極めるために押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

空き家買取の実績

業者を選ぶ際は実績が多いほど査定の制度や手続きの対応力が高く、安心して任せられるため、過去の取引を確認しましょう。

多くの取引を行っている業者であれば、築古物件や地方エリアの幅広いケースに対応してきたノウハウがあり、状況に応じた柔軟な提案が可能です。

公式サイトの事例ページやSNSから、どんな物件をどの地域で扱っているかを確認できます。自分の物件と似た事例を扱った実績があるかを目安に、信頼できる業者を選びましょう。

業者の得意とする分野

業者の得意分野が自分の物件と合っていれば、より高い査定やスムーズな取引につながるため、事前の確認が大切です。

買取業者によって、リフォーム・再販型や更地化・土地活用型、賃貸活用型など活用方法が異なります。

買取後の目的が違うと査定基準も変わるため、提示される金額に差が出ます。

物件の価値を最大限引き出せるよう、自分の物件がどのタイプに適しているかを見極めることが重要です。

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査定スピード

業者対応の速さは会社の体制や信頼性を見極める1つの指標になるため、査定スピードをチェックしましょう。

スピーディーな業者は問い合わせから現地調査、価格提示までの流れが明確で、担当者の説明も丁寧な傾向があります。

ただし、査定のスピードが早ければ良いというだけでなく、説明の丁寧さや根拠の明確さも合わせて確認することが大切です。

複数社に査定を依頼し、対応の早さと誠実のバランスを見て選びましょう。

対応の丁寧さ

安心して任せられる買取業者は、担当者の初期対応や説明の仕方から信頼できる業者を判断できます。

買取はスピード感がある取引ですが、強引な契約を迫り、価格の根拠を示さない業者は注意が必要です。

一方で、丁寧な業者であれば査定の根拠や手続きの流れを明確に説明し、売主の不安や疑問にも誠実に答えてくれます。

納得のいく取引につなげるためには、誠実にコミュニケーションを取ってくれる業者を選ぶことが大切です。

実際に利用した人の口コミ

業者を選ぶ際は、利用者の声から対応の誠実さや取引の満足度を把握できるため、口コミの確認が不可欠です。

口コミの確認は営業対応の印象、査定額への納得感、トラブル時の対応など、現場のリアルな評価がわかります。

Googleマップや不動産口コミサイトをチェックすることで、客観的な意見を確認できます。

買取業者の利用を考えている方は複数サイトで評価を比較し、総合的に見て評判が安定している業者を選びましょう。

空き家を高く買い取ってもらうコツ

空き家を早く手放したいけど、大きな損は避けたいと考えている方も多いのではないでしょうか。同じ物件でも業者選びやポイントを押さえておくことで、満足度の高い売却に繋げられます。

ここからは、空き家を少しでも高く買い取ってもらうためのコツを紹介します。

複数業者に査定依頼する

買取では、1社の見積もりだけでは相場を正しく把握できないため、必ず複数の買取業者に依頼しましょう。

複数社に見積もりを取ることで、価格や引き渡し時期・残置物の取り扱い・諸経費負担といった細かな条件も比較できます。

他社の見積もりを根拠に交渉できるため、査定額を上げやすく、納得できる取引が可能です。

査定の依頼は3〜5社に依頼し、価格だけでなく条件・対応面において客観的に見極められます。

一括査定サービスを活用すれば、短時間で複数社の見積もりを取り寄せられるため、効率的に最適な業者を選べます。

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買取専門業者と仲介業者を比較する

空き家を少しでも高く売りたい場合は、仲介と買取の特徴を理解し、自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。相場や自分の希望よりも安く手放してしまうのは、望ましくありません。

たとえば、築40年の空き家で内装が古くても、駅近の立地が良い場所であれば、買取業者はリノベーション後に再販できると見込んで高額査定を出すことがあります。

一方で、仲介では修繕が必要な物件と判断され、相場より低い価格になる場合もあります。それぞれの査定理由を比較し、最も価値を見出してくれる業者選びが大切です。

物件の情報・権利関係を整理しておく

情報が整っている物件ほど査定がスムーズで高評価につながるため、事前に権利関係を整理しておきましょう。

相続が完了していない場合や共有名義で相続人全員の同意が取れてない場合は、取引が止まる可能性があります。

必要情報や登記情報をあらかじめ整理しておくことで、スムーズに手続きが進むと判断され、査定額が安定しやすくなります。

また、建物の図面や設備の修繕履歴を共有しておくと、再販やリフォーム計画が立てやすくなるため、価格交渉でも有利に働くでしょう。

高く買い取ってもらうために、物件の基本情報や所有者、状態をできるだけ明確にしてから業者に相談することがポイントです。

キャンペーンを活用する

不動産会社の期間限定キャンペーンを活用すれば、通常よりも有利な条件で空き家を売却できる可能性が広がります。一部の買取業者では、決算期や繁忙期に合わせて査定額アップや手数料割引のキャンペーンを実施しています。

特に3月や9月の決算時期や春・秋の引っ越しシーズンは買取需要が高まり、査定額が上がりやすい傾向があるため狙い目です。

複数の業者を比較し、キャンペーン条件を確認することで、同じ物件でも高く売却できるチャンスがあります。

空き家の売却時期を柔軟に調整できる方は、キャンペーンを狙って査定を依頼するのが効果的です。

空き家買取の5ステップ

空き家の買取を進める際、引き渡しまでの流れが見えにくく、不安を感じる方も少なくありません。

売主は買取の査定依頼から契約、引き渡しまでの手順を把握しておくことで、書類の準備や費用の確認をスムーズに行えます。

ここでは、空き家を買い取ってもらうまでの流れを5つのステップで解説します。

①無料査定を依頼

空き家を売却する最初のステップは、不動産会社への無料査定の依頼です。買取価格は業者によって評価基準が異なるため、必ず複数社に問い合わせしましょう。

査定には「机上査定」と「訪問査定(現地査定)」の2種類があります。

机上査定は土地や建物の情報をもとに、短時間でおおよその金額を知る方法で、担当者が現地を確認する訪問査定は正確な価格が分かります。

売却を進める場合は、実際の契約金額に近い査定が得られるため、訪問査定を選びましょう。

査定依頼をする際は建物の築年数や所在地、土地面積、現在の空き家の状態を正確に伝えることが大切です。

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②現地調査で建物や土地の状態を確認

査定依頼のあとは、担当者による現地調査が行われます。業者が実際に空き家を訪れ、建物の状態や土地の形状、周辺環境を細かく確認します。

現地調査では、日当たりや道路との接し方、建物の傷み具合といった図面や登記情報だけでは分からない部分を見て正確に評価するための重要な工程です。

この工程で得られた情報をもとに、正確な価格が算出されます。売主が現地調査に立ち会うと担当者と直接話しができ、質問や要望を伝えやすい点もメリットです。

状況によっては測量図や固定資産税評価証明書の書類が必要になる場合があるため、事前に準備しておくとスムーズに進みます。

③査定結果をもとに買取価格を提示

現地調査の内容をもとに、不動産会社から正式な買取価格が提示されます。買取価格は残置物の処分や契約不適合責任の範囲、支払い時期、引き渡し方法の契約条件も提案されます。

業者によって価格や契約条件は異なるため、総合的に判断することが大切です。

提示額に納得できない場合は、遠慮せずに提示価格に至った理由を質問し、他社の査定結果と比較しながら交渉を進めましょう。

査定結果の提示は売却条件を見極める重要な段階のため、価格だけで即決するのは避け、複数社の結果を比較して慎重に決めることをおすすめします。

④契約締結と条件の最終確認

提示された条件に納得できたら、いよいよ売買契約を締結します。

契約書には売却金額や引渡日、費用負担の重要事項が記載されるため、署名・押印の前に必ず内容を確認しましょう。

空き家買取の契約では、特に「契約不適合責任」の免責範囲が重要なポイントです。

免責範囲をあいまいにしたまま契約すると、引き渡し後に修繕費を請求されるといったトラブルが起きるおそれがあります。

また、境界や設備の不具合、引き渡し時期、支払い日のスケジュールはあとで問題になる可能性が高い項目であるため、事前に明確にしておく必要があります。

不明点がある場合はその場で質問し、すべてに納得したうえで署名しましょう。

⑤代金の受け取りと物件の引き渡し

契約締結後は定められた期日に買取代金を受け取り、物件を引き渡します。不動産買取では、支払いは銀行振込で行われるのが一般的です。

入金が確認できたあとに、登記済証や固定資産税関係書類、鍵を業者へ渡します。所有権の移転登記は司法書士や業者が代行するケースが多く、売主側の手間はほどんどありません。

売主は入金を確認してから鍵や必要書類を渡すことで、スムーズかつ安全に空き家の売却を完了できます。

空き家が売れずに悩んでいる方は湘南空き家ラボへ

空き家の買取は仲介よりも早く・手間をかけずに売却できる方法です。家具や荷物が残ったままでも手放せ、早く現金化できる点がメリットです。

一方で、業者によって査定基準や得意分野が異なるため、複数社の比較や情報整理といった事前の準備が欠かせません。

買取は便利な方法ですが、築年数が古い場合や立地が悪い場合など状況によっては買取が難しいと断られてしまうケースがあります。

そんなときは「湘南空き家ラボ」へご相談ください。当サービスは荷物が残ったままの物件や築年数が古い物件にも柔軟に対応しています。

湘南空き家ラボでは相続した大切なお家の悩みを解決するために、宿泊施設や賃貸物件としての活用、そのままの引き取りなどお客様に適したプランの提案が可能です。

遠方に住んでいる方もオンラインで無料相談できるため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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