「空き家の解体がしたいが、まとまった資金が必要で一歩踏み出せない」とお悩みではありませんか。
実は、空き家の解体はローンでの支払いができます。
地元の銀行を中心に、担保・保証人不要、低金利、審査が比較的通りやすいなど、解体に使用できるローンが多いです。
とはいえ、「どのようなローンがあるのかわからない」「どんな人でも借りられるのか」という不安を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ローンの種類から具体的な手続きの流れを解説していきます。
ローン以外の選択肢も最後に紹介しているので参考にしてください。
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空き家の解体ローンとは

解体したいと思っていても、まとまった費用が用意できずに悩んでいる方も少なくありません。
そんな時の選択肢の一つに「ローンを組む」があります。
ここでは、空き家解体で使用できるローンの特徴や対象者、そもそも解体にはどれくらいの費用が発生するのかを解説していきます。
解体ローンの特徴
近年、全国的に空き家が増え続け、放置された建物の倒壊リスクや周辺環境への影響が社会問題として深刻です。
こうした背景から、自治体と金融機関が連携しながら積極的に対策を進め、空き家解体に使用できるローンが増えています。
主に地方銀行や信用金庫といった地域密着型の金融機関が取り扱っており、地域の活性化にもつながる仕組みです。
地域の金融機関が取り扱うことで、その地域の空き家対策に特化した、利用しやすい条件が設定されていることが多いでしょう。
また、解体費用だけでなく、解体後の土地を駐車場にする費用や、整地にかかる費用など、解体に伴う関連費用も対象となる場合があります。
空き家を解体して、その後の土地活用まで視野に入れている方にとっては、まとめて資金を借りられるのは大きなメリットです。
どんな人が利用できるのか(対象者・条件)
空き家解体ローンの対象者は、基本的に空き家の所有者本人が中心です。
しかし、ローンの種類や金融機関によっては、所有者本人以外にも、ご家族、または三親等以内のご親族が所有する物件でも利用できる金融機関も増えています。
たとえば、遠方に住んでいる親御さんの実家を解体したい場合や、相続した空き家を整理したい場合でも、条件を満たせば借り入れが可能です。
金融機関によって細かな条件は異なりますが、一般的な申し込み条件として多い内容は以下になります。
・借入時に満18歳以上で完済時に80歳未満であること |
収入が年金とパートのみという方でも、返済能力があると判断されれば利用できる可能性があります。
まずは、最寄りの金融機関のホームページで条件を確認してみましょう。
神奈川県のJAバンクでは下記の条件があります。
・借入時満年齢:満18歳以上75歳未満 ・最終償還時満年齢:満80歳未満 ・継続して安定した収入がある方 ・収入状況に不安がない方 |
また、概要が載っている以外に相談やシミュレーションができるようになっています。
ここで、シミュレーションを使い、どのような計画ができるのか確認してみるのもいいでしょう。
解体費用の相場
空き家の解体費用は、建物の構造によって坪単価が大きく異なります。
解体費用は、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)の順に高くなる傾向があります。
具体的な坪単価の目安は以下の通りです。
木造 | 3万円から5万円 |
鉄骨造 | 4万円から7万円 |
RC造 | 5万円から8万円 |
例えば、木造で50坪の戸建て住宅を解体する場合、費用は150万円から250万円程度です。
これに加え、地中に埋まった古い浄化槽の撤去費用や、荷物が大量に残っている場合の残置物処分費用、庭木の伐採費用などが追加でかかることがあります。
また、狭い道路に面していて重機が入りにくい場合や、隣家との距離が近く手作業が必要になる場合は、追加で費用がかかるかもしれません。
解体業者によって見積もり金額に差が出ることもあるため、複数の業者から相見積もりを取ることも大切です。
ローンを組む際には、こうした総額を把握したうえで、無理のない返済計画を立てることが重要になります。
空き家の解体費用の相場とは?費用を支払えない場合はどうする?
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空き家解体に活用できるローン4選

空き家の解体費用に利用できるローンには、いくつかの種類があります。
空き家解体のみには使用できないローンもあるため、最適な選択肢を見つけるのが重要です。
ここでは、代表的な以下の4つのローンについて、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
1.空き家解体ローン
空き家解体ローンは、空き家を解体することに特化して利用できるローンです。
主に地方銀行や信用金庫などの地域密着型の金融機関が取り扱っています。
金融機関によっては、解体費用だけでなく、解体後の土地を駐車場にする費用や、活用に向けた整地費用なども融資の対象に含まれることがあります。
地域の空き家対策を支援する意味合いもあり、自治体と連携している金融機関も多いのが特徴です。
近年、全国的に空き家が増加し続けている中で、こうした専用ローンの取り扱いは年々広がっています。
空き家解体ローンのメリット
・担保や保証人が不要な場合が多い ・審査は他のローンに比べて比較的通りやすい |
空き家解体ローンの最大のメリットは、担保や保証人が不要な場合が多いことです。
これは、解体後の土地を担保としないため、手続きがシンプルになり、「面倒な手続きや立ち会いはしたくない」方にとって大きな負担軽減になります。
また、低金利のため年2%〜4%台で借りられることが多いです。
さらに、解体費用だけでなく、解体後の駐車場の造成や土地活用にかかる費用に対しても融資を受けられます。
地域の空き家対策を後押しする目的があるため、金融機関も前向きに対応してくれる傾向にあります。
空き家解体ローンのデメリット
・借入額に上限がある ・審査基準が厳しい |
空き家解体ローンのデメリットとして、まず借入額に上限があることが挙げられます。
解体費用を全額借りられないケースがあり、融資額に制限があるため、自己資金と合わせて費用を見直すといいでしょう。
また、金融機関によっては、特定の解体業者との契約を求められる場合があり、自分で業者の選定ができないことがあります。
金利が低い分、審査基準が厳しいところもあるため、申し込み前にはしっかりと確認することが大切です。
さらに、毎月の返済額は借入額・期間・金利で大きく変動するので、総支払額の試算は不可欠です。
2.住宅ローン
住宅ローンは、新築や中古住宅の購入、大規模なリフォーム、そして建て替えに利用できるローンです。
古家を解体して、その土地に新しく家を建て替える場合には、解体費用を建築費用の一部として一緒に融資として受け取ることができるのが特徴です。
住宅ローンのメリット
・金利が年1%〜2%程度と非常に低い ・長期返済が可能なこと(融資機関が40年あるところも) ・解体費用も含めた建築費用の全額を借りることができる |
住宅ローンの最大のメリットは、他のローン商品と比べて金利が1%〜2%程度と非常に低いことです。
長期間にわたる返済でも、利息の負担を大きく抑えることができます。
また、返済期間を長期に設定できるため、月々の返済額を軽減することが可能です。
さらに、借入額が高額になってもローンを組むことができます。
解体費用も含めた建築費用の全額を借りることもできるため、自己資金が少ない場合でも建て替えを進めやすいです。
住宅ローンのデメリット
・建て替えを伴わない解体のみの場合には使用できない ・書類提出が多く、手続きに時間がかかる |
住宅ローンは、基本的に住宅購入やリフォームなどの目的に使われるため、建て替えを伴わない解体のみの場合には使用できません。
また、手続きに時間がかかり、融資が実行されるまでに数週間から1か月以上かかることもあります。
さらに、物件が担保となるため、ローンを完済するまで、解体後の土地が自由に利用できない場合があります。
3.プロパーローン
プロパーローンは、通称「無担保ローン」とも呼ばれる多目的ローンの一つです。
銀行や信用金庫などの金融機関が、特定の目的を定めずに提供する融資商品です。
結婚や旅行、引っ越し費用など多目的に利用できることが特徴で、解体費用にも使えます。
信用力がある法人や個人事業主が審査が通りやすい傾向にありますが、個人も活用できます。
プロパーローンのメリット
・基本的に担保・保証人が不要 |
プロパーローンは、基本的には担保・保証人が不要です。
金融機関が提供するため、融資を行う際にはこれらの機関がリスクを直接負います。
そのため、手続きが簡素化されることが多いです。
また、フリーローンに比べて金利が低めなことが多く、利息負担を抑えやすいです。
返済期間も比較的長期に設定できることがあり、月々の返済額を軽減できます。
さらに、他のローンと比べて比較的高額な融資が受けられる場合があるため、解体費用の全額を借りられるかもしれません。
プロパーローンのデメリット
・審査基準が厳しい |
プロパーローンは金利が低い分、審査基準が厳しい傾向があります。
安定した収入や良好な信用情報が求められるため、審査に時間がかかることが多く、申請から融資まで2週間から1か月以上かかる場合があります。
また、一部のプロパーローンでは担保を必要とする場合があり、解体する物件を担保に設定されることもあります。
4.フリーローン
フリーローンは、空き家解体だけでなく、家具購入や引っ越し費用、旅行費用など、利用目的が自由に選べるローンです。
「とにかく早く資金を調達したい」「手続きを簡単に済ませたい」という方に適したローンと言えます。
フリーローンのメリット
・資金の利用目的に制限がない ・短期間で借り入れ可能 |
フリーローンの最大のメリットは、利用目的が自由なことです。
そのため、解体費用として問題なく利用できます。
また、審査が比較的簡単で、融資までのスピードが早いため、急ぎで資金が必要な場合に便利です。
無担保で借りることができるのも大きな利点であり、少額から大きな額まで借りられ、必要に応じて柔軟に資金を調達できます。
フリーローンのデメリット
・金利が年5%〜14%と高め |
フリーローンのデメリットは、他のローンと比べると金利が年5%〜14%と高めの設定になることが多い点です。
返済期間は1〜7年ほどの設定が多く、毎月の負担が増える可能性があります。
また、借入額は500万〜800万くらいの上限設定になっているところが多く、高額な解体費用の場合、全額をローンで賄うことは難しいかもしれません。
さらに、過去に延滞などがあった場合、審査が通りにくいなど、信用情報が重要になります。
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実際の借り入れの内容と流れ(神奈川県JAの場合)

各種ローンのメリット・デメリットを紹介しましたが、借り入れする金融機関によって条件は変わってきます。
ここでは、神奈川県のJAバンクを例に、実際の借り入れの内容と流れを紹介します。
具体的な金利や条件、手続きの進め方を知ることで、ローンを組む際のイメージが湧きやすくなるでしょう。
ローン概要
JA(農業協同組合)が提供する空き家解体ローンは、地域社会の課題解決に貢献することを目的の一つとしており、比較的利用しやすい条件が設定されています。
神奈川県JAバンクの空き家解体ローンの概要は、以下の通りです。
借入可能者 | ・借入時満年齢:満18歳以上75歳未満 ・最終償還時満年齢:満80歳未満 ・継続して安定した収入がある方 ・収入状況に不安がない方 |
使用項目 | ・空き家解体資金 |
金額上限 | ・500万円以内 |
期間 | ・1年以上10年以内 |
返済方法 | ・元利均等返済(ボーナス併用返済可) |
担保 | ・不要 |
保証 | ・三菱UFJニコス株式会社の保証が受けられる方 |
手続きの流れ
神奈川県JAバンクの空き家解体ローンの手続きは、以下の5つのステップで進められます。
オンラインで金利の確認や申込が可能です。
STEP1 郵便番号を入力して金利を確認 |
インターネットで24時間365日金利の確認が可能
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STEP2 事前申し込み |
インターネットで24時間365日、事前申込が可能
⬇︎
STEP3 事前申し込み結果のご確認 |
これ以降は、店頭またはWEBでのお手続きとなる
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STEP4 正式申し込み |
店頭またはWEB(マイページ)で申込
WEBでのお手続きができないJAもある
必要書類の提出はマイページへのアップロードでできる
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STEP5 契約 |
店頭またはWEB(電子契約)
WEBでのお手続きができないJAもある
金利について
空き家解体ローンの金利には、「変動金利型」と「固定金利選択型」の2種類があるのが一般的です。
どちらを選ぶかによって、将来的な総支払額が大きく変わるため、慎重に検討しましょう。
下記はJA湘南の空き家解体ローンの金利です。
変動金利型 | 2.875% | |
固定金利選択型 | 3年 | 4.210% |
5年 | 4.690% | |
10年 | 4.700% | |
変動金利型とは、市場の金利情勢に応じて、返済期間中に金利が見直されます。当初の金利は低い傾向がありますが、金利が上昇するリスクもあります。
固定金利選択型とは当初の一定期間(3年、5年、10年など)は金利が固定されます。市場の金利が上昇しても、その期間中は返済額が変わりません。
また、融資を受ける際には、保証料がかかる場合があります。
例えば、三菱UFJニコス(株)が保証会社となるJA空き家解体ローンの場合、保証料が0.80%程度かかることがあります。
金利と保証料を含めた実質的な負担金利を把握することが大切です。
必要書類
空き家解体ローンの事前審査申し込みで必要となる書類は、以下の通りです。
他の金融機関でも同様な書類提出を求められる可能性があります。
- 本人確認書類・身分証明書:運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなど
- 所得証明書:源泉徴収票や確定申告書(直近2期分)など
- 重要事項説明書
- 建物図面(配置・立面・平面)
- 土地の登記簿謄本:解体する空き家とその土地の所有者を確認するため
- 土地公図および地積測量図
- 建物の登記簿謄本
- 住宅地図
- 返済予定表または残高証明書
- 返済用預貯金通帳
これらの書類は、金融機関によって多少異なりますので、事前にしっかり確認し、不足がないように準備を進めてください。
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ローンと補助金は併用可能?

解体費用の負担を減らすために、ローンと補助金を併用したいと考える方も多いでしょう。
結論から言えば、併用は可能です。
各自治体では、空き家の利活用を促すため、解体のための補助金制度を導入しているところがあります。
ただし、自治体の空き家除却補助には、危険度・老朽度・周辺への影響などの要件があります。
補助金の額は自治体によって異なりますが、解体費用の一部を補助してくれるため、ローンの借入額を減らすことができます。
たとえば、解体費用が200万円かかる場合、補助金で50万円が支給されれば、ローンで借りる額は150万円で済みます。
借入額が減れば、毎月の返済額も少なくなり、総支払額も抑えられます。
ローンを検討する際には、まず自治体の補助金制度を調べてから、必要な借入額を決めるのがいいでしょう。
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ローン以外の選択肢(解体費用がない時)

解体費用を用意するのが難しい、ローンを組むのも不安だという場合、ローン以外の選択肢もあります。
ここでは、解体費用をかけずに空き家問題を解決する方法を3つご紹介します。
空き家を売却する
再建築不可の古家であっても、「古家付き」でそのまま売却するという選択肢があります。
買主が解体するか、そのまま活用するかを判断するため、売主側で解体する必要はありません。
特に、地方の古民家や趣のある建物は、リノベーション目的で購入する方もいます。
ただし、物件の状態によっては売却価格が低くなる傾向にあるため、適正な価格設定が重要です。
売却価格が安くても、解体費用をかけずに手放せるのであれば、結果的に負担は軽くなります。
また、固定資産税の支払いの負担も減り、長い目で見れば経済的なメリットもあります。
解体せずに活用する
解体せずに空き家を活用する方法もあります。
空き家を賃貸や民泊、地域の交流施設として活用することで、家賃収入を得られる可能性があります。
その運用益で固定資産税の支払いができ、解体費用を回収するという計画も立てられるでしょう。
しかし、老朽化の進んだ空き家を活用するためには、リフォームや設備の整備が必要になることが多いです。
リフォーム費用が高額になることもあります。
空き家を活用するかどうかは、立地や建物の状態、需要の有無をよく見極めて判断することが大切です。
無償で譲渡して活用する
「売却も活用も、やはり気が進まない」「とにかく早く手放して、責任から解放されたい」という場合は、無償で譲渡して活用してもらうという選択肢があります。
解体費用も、売却の手続きも、管理の手間も不要で、自己負担なしで手放せます。
無償譲渡であれば、リスクなく手放すことができるでしょう。
湘南空き家ラボでは、荷物がそのままでも、老朽化していても、私たちがそのままの状態で借り受け、リフォーム費用は全額負担します。
まずはお気軽にご相談ください。
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空き家を活用するなら湘南空き家ラボにご相談を

空き家を解体する際に使用できるローンについて解説してきました。
ローンは月々の金額の負担は減らせますが、総支払額はどうしても上がってしまいます。
空き家をどうするかお悩みでしたら「捨てる」ではなく「活かす」という選択をしませんか。
解体ローンに頼らずとも、湘南空き家ラボに任せていただけましたら、解体やリフォーム費用の負担なく引き取りできます。
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