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空き家のユニークな活用アイデア7選!注意点と失敗しない始め方も解説

「空き家を管理できず、放置してしまっている」「不動産屋に売れないと言われてしまった」このような空き家の問題に頭を抱えていませんか。

手放すこともできずに放置してしまうと、何から手をつければいいのか見通しが立たず、不安と負担ばかりが増えていきます。

しかし、一般的な賃貸や売却とは別に、一棟貸しの古民家宿やシェアハウスなど、空き家や地域の特性を活かしたユニークな活用方法もあります。

そこでこの記事では、7つのユニークな活用アイデアを実例とともに紹介し、補助金情報や空き家活用の注意点まで順を追って解説します。

ユニークな空き家の活用事例をチェックして、放置状態から抜け出すためのヒントを手に入れましょう。

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空き家のユニークな活用アイデア7選

築年数が古い物件や、再建築不可の土地であっても「ユニークな活用」という視点から見ると、その個性がむしろ強みになる可能性もあります。

ここでは、全国の実例をもとに、空き家をユニークに活用している7つのパターンをご紹介します。

1.【高収益】一棟貸しの古民家ラグジュアリー民泊

古い建物の持つ独特の雰囲気を活かして、一棟貸し切りの宿泊施設として運営する方法は、高い収益を見込める有効な手段といえます。

囲炉裏のある土間や、太い梁の見える立派な天井、縁側から眺める庭の景色などは、旅行者に非日常的な時間を楽しんでもらうための大きな魅力です。

このような建物の特徴を活かして高級な宿として提供すれば、高い宿泊料金を設定できるため、週末の稼働だけでもまとまった収入につながる可能性があります。

旅館業法の許可を取得して、年間を通して営業できるように準備することで、より安定した収入を確保できる事業になるでしょう。

私たちが運営する湘南空き家ラボでも、大磯町にある古民家を一棟貸しの宿として再生された事例もあります。

修繕にかかる費用に不安を抱える物件であっても、古いからこその味わいを残して手を加えることで、新しい宿泊施設としてよみがえらせた実例です。

大磯の築50年の空き家が、一棟貸しの宿泊施設に

2.【若者支援】シェアハウス兼クリエイティブ交流拠点

人が住む場所として貸し出すだけでなく、仕事場や作業場を同じ建物の中に設けることで、自然と人々の交流が生まれる空間をつくる選択肢もあります。

実際に山梨県では、使われていない家を、若者向けの共同住宅と創作活動の拠点として生まれ変わらせた事例があります。

この物件に住む人たちは、地域のイベント企画にも関わるようになり、地域全体の活気につながる良い循環を生み出しているのが特徴です。

また、入居者が自由に内装を直せる条件で貸し出すことで、所有者側は修繕にかかる費用の負担を軽くできるのも利点です。

同時に、住む人が自分たちの好みで空間を作り上げていくため、少しずつ個性的な場所に育っていくのも大きな魅力といえるでしょう。

若者や物作りをする人たちが集まるようになると、近所の商店街や地域に住む人たちとの新しいつながりも増えていきます。

そのような交流を通して、放置されていた家が、地域の人たちを優しくつなぐ役割を果たしているケースは珍しくありません。

参考:山梨県県土整備部住宅対策室「山梨県官民連携空き家活用促進事業」

3.【文化発信】現代アートギャラリーや伝統芸能の舞台

古い建物ならではの落ち着いた明るさや広々とした空間は、現代アートを展示する場所として適しており、新しい文化を発信する拠点として活用できます。

実際に秋田県では、使われなくなった家をアートギャラリーとしてよみがえらせ、移住者や観光客を引き寄せる魅力的な場所として運営している事例があります。

広い和室を能楽や落語の舞台として活用すれば、表現活動をする人に発表の場を提供するだけでなく、日本の伝統文化を身近に体験できる空間をつくることもできます。

展示される作品と古い建物が調和した特別な空間づくりは、遠くから多くの人を引きつけるきっかけになり、地域全体の文化的な価値を高める効果も期待できるでしょう。

参考:秋田県あきた未来創造部移住・定住促進課「空き家活用で町にアートの発信基地をつくる」

4.【話題性】恐怖を価値に変えるお化け屋敷

建物の古さや傷んだ状態をそのまま活かして、恐怖体験を提供する施設として運営することで、新しい価値を生み出す選択肢も存在します。

雨漏りのシミが残る天井や歩くたびに音の鳴る床板などは、そのまま怖い雰囲気を引き立てる道具として活かせます。

古い建物の状態を維持したまま施設として活用しやすいため、大がかりな修繕にかかる費用を抑えたい場合にも適した方法といえるでしょう。

実際に、東京都杉並区方南町にある空き家をホラーアトラクションに改装した事例もあります。

謎解きや特定の任務をクリアする体験型の施設にすることで、何度も繰り返し訪れるお客さまを増やせる可能性があります。

古い家屋とホラー要素の組み合わせはSNSで話題を集めやすいため、遠くの地域からの集客も期待できる活用方法の一つです。

参考:方南町お化け屋敷オバケン

5.【地方DX】立地不問の空き家データセンター

駅から遠く生活するには不便な場所にある物件でも、床を補強して温度管理の対策をすれば、コンピューターの機器を安全に置いておく施設として活用する選択肢もあります。

例えば、岐阜県飛騨市では、使われなくなった家を通信機器の管理施設として新しく整備し、運用を始めました。

人が住むには不向きな環境であっても、電気と安定したインターネット回線さえ確保できれば問題なく稼働できる特徴を活かした形です。

このように、離れた場所から様子を確認できる仕組みを整えれば、人がいなくても安全に運用できるため、日々の管理にかかる手間を大きく省けます。

お店や住まいとして選ばれにくい立地であっても、機器を置く施設としては静かで落ち着いた環境という大きな強みに変わるでしょう。

参考:飛騨市「空き家を活用してデータセンター開く」

6.【地域連携】大学と組む「学生寮」

学校のキャンパスが近い立地であれば、学生向けの住まいとして貸し出すことで、入居者が途切れにくく地域との関わりも生まれやすくなります。

山形県にある芸術大学では、地域の使われなくなった家に学生が住みながら生活を営む取り組みが進められているのが一つの形です。

お祭りや清掃活動といった地域の行事に学生が参加することを通して、近所に住む人たちと良い関係を築いている事例として知られています。

学校側と協力関係を結んでおくことで、新しい入居者を紹介してもらいやすくなり、一般的な賃貸物件よりも空室の期間を減らす効果も期待できるでしょう。

若者にとっては家賃の負担を減らして生活の場所を確保できると同時に、貸す側にとっても管理の負担が軽く長く住んでもらいやすい、お互いにプラスとなる選択肢となっています。

参考:東北芸術工科大学「山形クラス」

7.【観光再生】商店街を盛り上げるまちなか水族館

シャッターの閉まった商店街の建物を水族館として新しく生まれ変わらせ、地域の中心部に観光客を呼び込む魅力的な仕組みをつくる選択肢もあります。

兵庫県南あわじ市では、使われていない店舗で地元の魚を展示し、街に人を集める取り組みを実際にスタートさせた事例として知られています。

見学にかかる費用を無料や安い金額に設定し、誰でも気軽に立ち寄れる場所を作ることで、近所の飲食店やお店にもお客さまが足を運ぶ、良い影響を生み出せるのが大きな特徴です。

インターネットを通じて建物を修繕するための費用と応援してくれる人を同時に集めた結果、施設がオープンする前から地域を盛り上げる人たちのつながりができる良い流れを作りました。

空き店舗と水族館という驚きの組み合わせは話題を集めやすく、テレビや雑誌などで紹介されることで遠くの地域からもたくさんの人を引き寄せる結果につながるでしょう。

参考:南あわじ市「福良まちなか水族館ギョギョタウン」

湘南空き家ラボがユニークな空き家活用プランをご提案

これまで紹介した事例のように、物件が持つ特徴を活かした、最適な活用方法を見つけることが大切です。

湘南空き家ラボでは、建物の個性や地域性に合わせた活用プランをご提案しています。

修繕にかかる費用はこちらで負担し、室内に荷物が残ったままでもお引き受けしているため、事前の準備に悩む心配はいりません。

無料相談から始められますので「空き家を活用したいけど不安もある」という段階でも、気軽にご相談ください。

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ユニークな空き家活用を叶える補助金・助成金制度

国や自治体には、空き家の修繕などにも活用できる、さまざまな補助金・助成金制度が用意されています。

このような補助金・助成金制度を活用することで、初期費用の負担を軽くすることができます。

ここでは、ユニークな空き家活用を叶えるために、国や自治体で用意されている補助金・助成金制度の概要をご紹介します。

【国の補助金】住宅省エネ2026キャンペーン

国土交通省・経済産業省・環境省が連携して実施している「住宅省エネ2026キャンペーン」は、以下の4つの事業に分かれており、主に既存住宅の省エネ改修に対して補助金が支給されます。

【住宅省エネ2026キャンペーンの4つの事業】

事業名

補助上限額

1.みらいエコ住宅2026事業

40万円〜100万円

(リフォーム内容で異なる)

2.先進的窓リノベ2026事業

100万円/戸

3.給湯省エネ2026事業

・戸建の場合

2台/戸

・共同住宅の場合

1台/戸

4.賃貸集合給湯省エネ2026事業

1台

高断熱の窓への交換やエコ住宅設備の導入が補助の対象となっており、空き家をリノベーションして宿泊施設やシェアハウスとして活用する際にも対応できる場合があります。

【主な対象リフォーム工事】

・窓の断熱リフォーム
・水回り設備の改修
・高効率な給湯器の導入
・バリアフリー改修

給湯器の交換やバリアフリー改修も対象となるため、複数の工事をまとめて行う際に併用することで、補助額をまとめて受けることができます。

ただし、予算額に達した場合は、申請の受付が締め切られる場合もあるため、最新の情報をチェックしておくことが重要です。

参考:国土交通省・経済産業省・環境省「住宅省エネ2026キャンペーン」

【藤沢市】空き家リフォーム・利活用支援補助金

神奈川県藤沢市では、空き家を地域のために役立てる活動に対して、建物を修繕する費用の一部を負担してもらえる仕組みが用意されています。

地域の人が集まる交流場所を作ることや、地域を元気にするための拠点として活用する際は、改修にかかる工事費や設計費がサポートの対象となります。

個人や少人数のグループで始める小規模な計画であれば最大50万円、5人以上の団体による大規模な計画であれば最大100万円まで補助を受けられるのが特徴です。

昭和56年以前に建てられた古い建物の場合は、安全のために地震への強さを確保する工事も一緒に進める必要があります。

詳しい条件や最新の申し込み期間については、藤沢市のウェブサイトや住宅政策課への問い合わせで確認しましょう。

参考:藤沢市「藤沢市空家利活用事業補助金について」

【鎌倉市】改修工事に伴う固定資産税の減額措置・耐震関連の補助制度

神奈川県鎌倉市では、古い建物を安全に長く使うための支援が充実しており、地震に備える工事費用の補助や毎年の税金を安くする制度を利用する選択肢が存在します。

【改修工事等に伴う固定資産税の減額措置】

改修工事等に伴う固定資産税の減額措置は、特定の基準を満たす修繕を完了させると、翌年分の固定資産税の負担を軽くできる仕組みです。

この制度を利用するためには、建物の建てられた時期や工事にかかる費用など、いくつかの条件を満たす必要があるため、事前に確認しておくことが重要です。

主な改修工事と税金が減額される割合については、以下の表にまとめました。

改修工事の種類

減額される割合

減額の対象となる床面積の上限

耐震改修

2分の1

120平方メートルまで

バリアフリー改修

3分の1

100平方メートルまで

省エネ改修

3分の1

120平方メートルまで

【耐震改修工事等費用の補助制度】

耐震改修工事等費用の補助制度は、昭和56年より前に建てられた古い木造の家を安全に長く使うため、地震の揺れに耐える修繕にかかる費用の一部を負担してもらえる制度です。

制度を利用する際は建物の建てられた時期に加えて、専門家による事前の診断結果などの決められた条件を満たす必要があるため注意しておきましょう。

どのような建物が対象になり、どれくらいの補助を受けられるのかについて、主な内容を以下の表にまとめました。

項目

内容

対象となる建物

昭和56年5月31日以前に建築の工事を始めた木造住宅

補助を受けられる条件

専門家の診断で強度が不足しており、安全の基準を満たす修繕を行うこと

補助金額の割合

修繕にかかる費用の2分の1

補助金額の上限

最大100万円

(所得の低い世帯などは最大120万円)

申し込むためのこまかな条件や受け取れる金額は建物の状態によって変わるため、計画を立てる段階で市の担当窓口へ相談しておきましょう。

参考:鎌倉市「改修工事(耐震・バリアフリー・省エネ)等に伴う減額措置について」鎌倉市「耐震改修工事等費用の補助制度について」

【自治体共通】補助金・助成金制度の探し方

修繕にかかる費用をサポートする制度を賢く利用するには、物件のある地域で使える最新の情報を調べることが大切です。

地域ごとに用意されている支援の条件が違うだけでなく、年によって内容が新しくなるケースは珍しくありません。

確認する場所は、主にお住まいの自治体や空き家がある自治体のウェブサイトにある「住宅課」や「都市計画課」のページです。

しかし、以下のような方法でも補助金・助成金制度を探せます。

【補助金・助成金制度の探し方】

・「市町村名 空き家 補助金」という3つの言葉を並べてインターネットで検索する
・国土交通省が提供する「地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト」で調べる
・物件のある市区町村の役所へ連絡し、住宅課や都市計画課などの窓口で担当者に直接相談する

実践しやすい方法を選択し、最新の情報をチェックしてみましょう。

空き家活用で補助金・支援制度が使える場面は?探し方や注意点を解説!

【失敗回避】空き家活用の注意点

準備をしないまま空き家活用の計画を進めると、思いがけない出費や法律の壁にぶつかる可能性があります。

実際に運営を始めてから建物の老朽化や近隣とのトラブルが発覚すると、軌道修正のために余分な費用や時間がかかるケースは少なくありません。

このようなトラブルを回避するためには、空き家の活用を始める前に、いくつかの注意点について把握しておくことが重要です。

立地や法律の問題で活用できないリスク

建物の場所によっては、法律のルールで、お店や宿泊施設としての営業が禁止されているエリアが存在します。

せっかく費用をかけて修繕を行っても、自治体からの許可が下りずに計画を断念しなければならない状況になる場合もあるため、事前の調査が必須です。

例えば、家の前の道路の幅が4メートルに満たない場合は、新しく家を建て直すことや大規模な修繕ができない制限を受けるケースも少なくありません。

また、火災を防ぐためのルールや建物の安全基準を満たすための決まりによって、改修が必要になる場合もあります。

これらのケースは、後から多額の費用がかかる事態につながるおそれもあるため、計画を立てる最初の段階で、法律の制限やルールについて確認しておく必要があります。

想定外に膨らむリフォーム費用

修繕を始めてから床下のシロアリ被害や土台の木の腐食が見つかるケースは、古い建物では珍しくありません。

水回りの位置を動かす工事や地震に備えるための補強が必要になると、最初の見積もりから金額が倍近くに増える可能性があります。

費用を抑えるために自分で直そうとした結果、途中で行き詰まってプロの業者に依頼し直し、かえって余分なお金がかかる可能性もあるでしょう。

このようなトラブルを回避するためには、工事を始める前に専門家に建物の状態を確認してもらい、隠れた不具合を把握したうえで余裕のある予算を組むことが重要です。

リサーチ不足による集客や収益の低迷

面白いアイデアだと思って運営をスタートしても、事前の調査が不足していると、利用者が集まらずに赤字が続く状況になってしまう可能性もあります。

毎月の電気代や水道代、建物を維持するための費用が想定以上にかかり、収益を圧迫して手元にお金が残らないケースも少なくありません。

お金をかけて動き出す前に周辺にある施設の料金や利用状況を調べ、現実的なお金の流れを計画しておくことが大切です。

騒音やゴミ出しによる近隣トラブル

宿泊施設や人が集まる場所として活用する際は、近所に住む人たちとの良好な関係が運営を左右する大きなポイントになります。

夜遅くに大声で話す人や、決められた日以外にごみを捨てる利用者がいると、近隣から苦情が相次ぐ事態を引き起こしやすいでしょう。

オープンする前の挨拶や活動内容の説明が足りていないと、地域から孤立してしまい、最終的に運営を続けられなくなる場合もあります。

そのため、あらかじめ近隣の住民へ丁寧に説明して理解を得るとともに、利用のルールを明確に定め、お客さまに守ってもらう仕組みづくりが欠かせません。

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空き家活用のパートナーに!湘南空き家ラボが代行します

ユニークな活用方法に興味を持っても、何から手をつければいいか分からず、一人で悩んでしまうケースは少なくありません。

湘南空き家ラボでは、荷物が残ったままの状態や老朽化が進んでいる物件でも、そのままお借りして片付けから入居者募集まで一括でサポートしています。

遠方にお住まいで現地に行けない場合でも、オンラインで柔軟に対応いたします。

「固定資産税の支払いを少しでも楽にしたい」「放置したままの空き家をなんとかしたい」とお考えなら、まずは気軽にご相談ください。

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