空き家の天井裏から物音がして、害獣が住み着いているのではと不安になっていませんか。
人の出入りがない空き家は、害獣にとって身を隠しやすい場所であり、気づかないうちに侵入されているケースも少なくありません。
この記事では、空き家に害獣が住み着く原因や、動物の種類ごとの侵入サイン、放置した場合の被害を解説します。
被害が広がる前に必要な対策を取り、建物の損傷や駆除費用の増加を防ぎましょう。
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空き家に害獣が住み着くのはなぜ?主な原因を解説

空き家に害獣が住み着く背景には、人の気配のなさや建物の劣化、周囲の環境などが関係しています。
ここでは、空き家に害獣が住み着きやすくなる代表的な4つの原因を解説します。
所有している空き家の状態と照らし合わせて確認しましょう。
人の出入りがなく安心して過ごせる
害獣は、人の気配や物音を警戒します。
人の出入りがほとんどない空き家は、驚かされることなく過ごせるため、巣として選ばれやすい環境です。
一度安全な場所だと認識されると、そのまま住み着くこともあります。
屋根や外壁の劣化で侵入口が増える
空き家は定期的な点検やメンテナンスが行われないため、屋根瓦のずれや外壁のひび割れの放置につながりやすい環境です。
こうした小さな隙間は、ネズミやハクビシンなど体の小さな害獣にとって、屋根裏や壁の中へ侵入する侵入口となります。
通気口や換気扇の隙間も、カバーが劣化すると同様に侵入経路になるおそれがあります。
建物の劣化に気づかないまま時間が経つほど、侵入口が増えやすい状態となります。
食べ物や水が残り害獣を引き寄せる
空き家に食品や生ゴミが残っていると、においにつられて害獣が近づいてきます。
雨どいや排水口まわりにたまった水も、水分補給に利用されます。
庭の果樹やコンポストもエサ場になるため、長期間管理されていない空き家は害獣を引き寄せやすくなります。
荷物や伸びた草木が隠れ場所になる
空き家に残された家具や段ボールの隙間は、暗く狭いため、害獣にとって安心できる隠れ場所です。
庭木が伸び放題になっていたり、雑草が茂っていたりすると、建物に近づく際の足場や隠れ道としても利用されます。
荷物や草木が多いほど、外からの視線が届きにくくなり、活動に気づかれにくい環境です。
こうした環境も、害獣が住み着く原因の一つになっています。
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空き家に住み着きやすい害獣の種類と侵入サイン

空き家に住み着きやすい害獣にはいくつかの種類があり、種類によってフンや足跡、物音などのサインが異なるのが特徴です。
ここでは、代表的な5種類の害獣と、見分けるためのサインを紹介します。
気になる痕跡があれば、どの害獣か判断する参考にしてみてください。
ネズミ|小さなフンとかじり跡
ネズミのフンは米粒よりもやや小さく、黒っぽい俵形をしており、通り道や巣の周辺にまとまって残ります。
かじる習性があるため、配線や柱、段ボールなどにかじり跡が見つかることも特徴です。
天井裏や壁の中を移動する際、カサカサという音や、走り回るような足音が聞こえることも珍しくありません。
繁殖力が高いため、フンやかじり跡を複数箇所で見つけたら、すでに定着している可能性があります。
ハクビシン|屋根裏の物音とフン尿
ハクビシンは夜行性で、屋根裏や天井裏を主な生活場所にするため、夜間にドタドタと歩き回るような足音が聞こえることがあります。
特定の場所にフンをためる「ため糞」の習性があり、同じ場所に大量のフンや尿のシミが見つかるのが特徴です。
フン尿のにおいが天井や壁に染み込むと、断熱材の交換が必要になるケースもあります。
アライグマ|5本指の足跡と外壁の傷
アライグマの足跡は、指が5本あり、人の手のひらに似た形をしているのが特徴です。
木登りや壁登りが得意なため、外壁やベランダの手すりに爪でひっかいたような傷が残ることもあります。
器用な前足でゴミ袋やフタを開けることもあり、庭やベランダが荒らされている場合はアライグマの可能性を疑いましょう。
ハクビシンと似た被害を出すこともあるため、足跡の形で見分けることがポイントです。
イタチ|細長いフンと強いにおい

イタチのフンは細長くねじれた形をしており、魚や肉のような生臭いにおいが強いのが特徴です。
体が細長いため、わずか数センチの隙間からでも出入りでき、床下や壁の隙間に巣を作ることがあります。
肉食性のため、ネズミなどの小動物を捕食しようと空き家へ入り込む点も特徴です。
コウモリ|軒下の細かなフン
コウモリは軒下や屋根のわずかな隙間から出入りし、日中はその隙間や屋根裏で休んでいます。
フンは米粒よりも小さく、黒くて細かい粒状で、出入り口の真下に積もるように落ちているのが特徴です。
フンには寄生虫や病原菌が含まれる場合があり、大量に蓄積すると健康リスクにもつながります。
夕方から夜にかけて、建物の隙間から次々と飛び出す姿が見られる点も特徴です。
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空き家の害獣を放置するとどうなる?主な被害まとめ

空き家に住み着いた害獣を放置すると、建物の劣化だけでなく、周辺への影響や資産価値の低下にもつながります。
ここでは、害獣被害を放置した場合に起こりやすい5つの問題を紹介します。
気になる項目がないか、順番に見ていきましょう。
フン尿で天井や断熱材が傷む
害獣のフン尿が天井裏や壁の中に蓄積すると、シミやにおいが発生し、天井材や断熱材が傷む原因になります。
湿気を含んだ断熱材はカビが発生しやすく、断熱性能の低下にもつながる状態です。
被害が広範囲に及ぶと、天井の張り替えや断熱材の交換が必要になり、修繕費用もかさみます。
放置期間が長いほど、傷みの範囲も広がりやすくなる点に注意が必要です。
配線や建材がかじられ火災につながる
ネズミなどの害獣は歯が伸び続けるため、電気配線や木材、断熱材などをかじる習性があります。
配線の被覆がかじられて、内部の銅線がむき出しになると、ショートして火災につながるおそれがあります。
空き家は異常が起きても発見が遅れやすく、被害が深刻化してから気づくケースも少なくありません。
かじられた跡を見つけた場合は、電気設備の点検も含めて早めに確認することが重要です。
ノミ・ダニや害虫が増えやすくなる
害獣の体には、ノミやダニ、マダニなどの寄生虫が付着していることが多く、住み着いた場所にそのまま繁殖することがあります。
フンや巣材、抜け毛はゴキブリなど他の害虫のエサになりやすく、害獣以外の被害にもつながります。
こうした寄生虫や害虫は、人がその空き家に立ち入った際に持ち帰ってしまうリスクもあります。
害獣を駆除しないまま放置すると、このように被害の種類が増えていく点にも注意が必要です。
周辺住宅へ移動して苦情につながる
住み着いた害獣は、エサや縄張りを求めて周辺の住宅の屋根裏や庭へ移動するケースも少なくありません。
隣家で物音やフン尿被害が発生すると、空き家の所有者へ苦情が寄せられる可能性も高い状況になります。
特に住宅密集地では被害が連鎖しやすく、地域全体の問題に発展することもあります。
近隣との関係を悪化させないためにも、フンや異臭、物音などの異変を放置しないことが大切です。
修繕が増えて活用や売却に影響する
害獣被害を長期間放置すると、天井や壁、配線など複数箇所の修繕が必要になり、費用がまとまってかかるようになります。
売却や賃貸を検討する際、被害の跡やにおいが残っていると、内覧時の印象が悪くなり、価格交渉の材料にされることもあります。
修繕せずに引き渡した場合は、契約後に建物の不具合を指摘されることもあります。
そのため、空き家の活用や売却の予定があるなら、早い段階で被害の有無を確認しておくことが望ましい対応です。
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空き家はどこまで直すべき?リフォーム方法別の費用と判断基準を解説
空き家の害獣を追い出して再侵入を防ぐ方法

空き家の害獣被害に気づいたら、状況を確認したうえで、追い出しと再侵入の防止まで一連の対応を行うことが大切です。
ここでは、被害を確認してから再発を防ぐまでの5つのステップを紹介します。
自分でできる範囲と、業者に任せるべき範囲を分けて検討してみましょう。
外から建物を確認して痕跡を記録する
屋根や外壁、基礎まわりを外から見て、隙間やひび割れ、フンや尿の跡がないか確認しましょう。
害獣の種類によって侵入経路や習性が異なるため、フンの形や足跡、破損箇所を写真に記録しておくのがおすすめです。
屋根裏や床下など、内部に立ち入って確認する場合は、感染症予防のためマスクや手袋の着用が必須です。
記録した情報は、業者に相談する際の判断材料としても役立ちます。
エサや巣になる荷物・草木を片付ける
庭に伸びた草木を剪定し、建物に近づくための足場や隠れ場所を減らすことが基本です。
段ボールや古い家具など、巣の材料になりそうな荷物は屋内から片付けます。
生ゴミや食品は処分し、雨どいにたまった水も忘れずに取り除くことが大切です。
片付けを進めることで、害獣にとって居心地の悪い環境に変えられます。
追い出しや捕獲は専門業者へ任せる
害獣を無理に自分で追い出そうとすると、咬まれたり、ひっかかれたりして感染症にかかるリスクがあります。
アライグマなど鳥獣保護管理法で捕獲が規制されている動物もいるため、無許可での捕獲はできません。
専門業者に依頼すれば、法令に沿った適切な方法で追い出しや捕獲を行ってもらえます。
費用は建物の被害状況や害獣の種類によって異なるため、事前に見積もりを確認しておきましょう。
害獣がいなくなってから清掃・消毒する
害獣が完全にいなくなったことを確認してから、フンや尿、巣材を撤去します。
害獣のフンには病原菌や寄生虫が含まれる場合があるため、清掃時はマスクや手袋、ゴーグルを着用します。
撤去後は、消毒液や除菌スプレーを使って天井裏や壁の中まで丁寧に消毒することが必要です。
断熱材や建材が傷んでいる場合は、この段階での修繕も検討しておきましょう。
侵入口をふさいで定期巡回を続ける
清掃・消毒が終わったら、屋根や外壁の隙間、通気口などの侵入経路を金網やパテでふさぎます。
一度使われた経路は再侵入されやすいため、ふさぎ忘れがないか確認しましょう。
補修後も新たな劣化箇所が生じることもあるため、月に1回程度を目安に外壁や屋根裏を点検します。
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駆除だけで終わらない!害獣被害後に考えたい空き家の将来

害獣を駆除して被害を止めても、今後その空き家をどう管理していくかという課題は残ります。
ここでは、将来の使い道に応じた4つの選択肢を紹介します。
駆除後に必要な清掃や修繕も含めて、今後の対応を考えてみましょう。
将来使う予定があるなら定期巡回と補修を続ける
将来的に住む予定や活用の計画がある場合は、利用を始めるまで建物の状態を保つ必要があります。
巡回で新たな隙間や傷みが見つかった場合は、その都度補修します。
自分で管理するのが難しい場合は、空き家管理サービスへ巡回を委託すると、遠方に住んでいても建物の変化を把握しやすくなります。
空き家管理サービスの選び方ガイド!おすすめ7社・メリット・費用を解説
駆除・修繕後に賃貸住宅として活用する
駆除と修繕が済んだ空き家を賃貸住宅として貸し出せば、人が生活するため、害獣や不審者の侵入に気づきやすくなります。
ただし、貸し出す前には、被害箇所の修繕状況や設備の劣化を確認する必要があります。
家賃相場や地域の需要については、不動産会社に確認しておくと安心です。
空き家を賃貸活用するなら相談窓口はどこ?問題解決までの流れも解説
店舗や地域拠点にして人の出入りを増やす
立地によっては、空き家を住宅としてだけでなく、店舗や地域の交流拠点として活用する方法もあります。
日常的に人が出入りするようになれば、害獣にとって居心地の悪い環境が保たれ、再侵入を防ぎやすくなります。
ただし、用途変更には建築基準法などの規制が関わる場合があり、住宅として貸すよりも改修費用がかさみやすい点に注意が必要です。
事業としての活用を検討する場合は、需要や収支計画も含めて専門家に相談しましょう。
空き家の活用方法5選!アイデアやメリット・デメリットを事例を含めて解説
修繕負担が大きい場合は状態を確認して売却する
被害が広く、修繕費用が高くなる場合は、現状のまま売却する方法もあります。
リノベーションを前提とする買主が見つかれば、修繕やその後の管理にかかる負担を手放せます。
不動産会社に相談し、修繕する場合としない場合の査定額を比較しましょう。
空き家の売却方法5選|手続きの流れ・税金控除の活用術・注意点も解説
害獣被害が広がる前に空き家の状態と今後を見直そう

空き家は人の気配がなく、建物に隙間もできやすいため、害獣が住み着きやすい環境です。
フンや足跡、物音などを放置すると、建材の損傷や火災、近隣トラブルにつながります。
異変に気づいたら清掃・消毒と侵入口の補修を行い、対応が難しい場合は専門業者に任せましょう。
駆除後も定期的な点検や清掃を続けるのが難しい場合は、賃貸や売却も含め、建物の状態と今後の使い道に合った方法を検討する必要があります。
空き家の管理を続けるか、活用・売却へ進むか迷っている方は、湘南空き家ラボへお気軽にご相談ください。
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