所有している空き家が空き巣に狙われないか、心配になっていませんか。
人の出入りがない空き家は下見の段階で目をつけられやすく、侵入されても被害の発見が遅れます。
この記事では、空き巣に狙われやすい空き家の特徴や被害に気づいたときの対応、建物を守る防犯対策を解説します。
狙われやすい空き家の特徴と対策を理解して、大切な資産を犯罪から守りましょう。
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空き巣に狙われやすい空き家の特徴

空き巣は、いきなり侵入するのではなく、事前に周辺を歩いて、入りやすい家を下見するケースがあります。
管理が止まった空き家は、人の気配がないことや建物の死角、侵入しやすい窓などを外から見抜かれる可能性があります。
ここでは、空き巣に狙われやすい空き家の特徴を4つに分けて見ていきましょう。
人通りや近隣住民の目が少ない
空き巣が気にするポイントのひとつが、犯行の最中に人から見られるかです。
警察庁では、侵入者が下見の際に「通行人が少ないか」「立ち話をしている人がいないか」といった点を確認するとしています。
また、侵入者は近所づきあいがあり、住民同士の連帯感が強い住宅街を嫌う傾向があります。
人通りが少なく、近隣住民から敷地内の様子が見えにくい空き家ほど、侵入者が行動しやすい環境になりやすいため注意が必要です。
参考:警察庁「住まいる防犯110番|侵入者プロファイリング~心理と行動①・③」
庭木や高い塀で建物が見えにくい
道路や隣家から建物の様子が見えない空き家は、侵入時の動きを隠しやすい環境になります。
伸びた庭木や高いブロック塀、目隠しフェンスなどで囲まれていると、窓や玄関付近で不審な動きをしていても外から気づかれにくくなります。
植栽が茂った場所は、建物へ近づく際に周囲から身を隠せる場所にもなります。
敷地内に死角が多い空き家ほど、人目を避けて建物へ近づきやすくなる点に注意が必要です。
玄関や窓の鍵が古く侵入しやすい
築年数が古い空き家では、玄関錠や窓のクレセント錠が建築当時のまま使われている場合があります。
住宅への侵入では、窓ガラスを破って手を差し込み、クレセント錠を外す手口も使われています。
下見の際には、窓の鍵が開けやすい位置にあるかどうかも確認されるため、短時間で突破できる状態は防犯上の弱点です。
警察庁によると、侵入に5分かかると約7割があきらめ、10分以上かかるとほとんどがあきらめるとされています。
参考:警察庁「住まいる防犯110番|侵入者プロファイリング~心理と行動①・②・③」
郵便物や雑草が放置されている
郵便受けにたまったチラシや新聞、伸びきった雑草は、人が長期間出入りしていないことを外から判断する材料になります。
カーテンが閉めきられたまま、庭や玄関周辺も手入れされていない状態が続けば、空き家であることを察知されやすくなります。
郵便物の放置や雑草の繁茂など、管理されていないサインが増えるほど、人の出入りが少ないことも伝わりやすくなるでしょう。
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空き家が空き巣に入られると起こりやすいトラブル

空き巣の被害は、金品を盗まれるだけにとどまりません。
人が住んでいない空き家は異変に気づくまで時間がかかり、その間に被害が広がる可能性があります。
所有者が遠方に住んでいる場合は、状況を確認するまでさらに時間を要することもあるでしょう。
ここでは、空き家が空き巣に入られたあとに起こりやすい5つのトラブルを見ていきます。
金品や家財を盗まれる
空き家に現金や貴金属、腕時計、骨とう品などが残っていると、侵入時に盗まれるおそれがあります。
高価な物だけでなく、着物や仏具、古い家電、工具、自転車など、売却できる物も被害の対象です。
物置や倉庫に置いた電動工具や農機具、室外機など、屋外から持ち出しやすい物にも注意が必要です。
人が住んでいる住宅と違い、空き家は侵入や盗難にすぐ気づけないため、次に訪れたときには複数の家財がなくなっているケースもあります。
また、被害届を出しても盗まれた物が必ず戻るとは限らず、金銭的な損失だけでなく、写真や形見など思い出の品を失う可能性もあります。
ごみを不法投棄される
人の出入りが少ない空き家では、庭や駐車スペース、建物の裏側などにごみを不法投棄されるおそれがあります。
捨てられる物は、家庭ごみだけでなく、家具や家電、タイヤ、布団、建築廃材などさまざまです。
一度ごみが放置されると「ここなら捨てても気づかれにくい」と思われ、さらに別のごみを持ち込まれる可能性もあります。
生ごみなどが混ざれば悪臭やハエ、ゴキブリなどの発生につながり、近隣から苦情が寄せられる原因にもなります。
投棄した人物を特定できない場合は、所有者側で撤去や処分に対応しなければならないこともあり、ごみの量や種類によっては大きな負担になるでしょう。
放火による火災が発生する
人の出入りが少ない空き家は、周囲から見つかりにくく、放火の被害に遭うおそれがあります。
敷地内に段ボールや新聞紙、古材、枯れ草などの可燃物が放置されていると、火をつけられた際に建物まで燃え広がる危険があります。
空き家は火災の発見が遅れやすく、木造住宅では屋根や外壁まで火が回る可能性もあります。
隣家や車、電柱などへ延焼すれば、建物だけでは済まない大きな被害につながりかねません。
空き家で火事が起きたら責任は誰に?失火責任法と重過失の基準を解説
犯罪の拠点として利用される
長期間人が出入りしていない空き家は、所有者の知らないところで犯罪に利用されるおそれがあります。
例えば、盗品や不正に入手した物を一時的に隠したり、不審者が身を潜めたりする場所として使われるケースです。
知らない人物や車の出入りが続き、近隣住民から警察へ通報されることも考えられます。
所有者自身が犯罪に関与していなくても、警察の確認によって初めて無断使用が判明し、事情の説明や現地対応が必要になる場合もあります。
不法侵入者に住み着かれる
窓が割れている、玄関の鍵が壊れているなど、簡単に出入りできる空き家は生活場所として無断使用されるおそれがあります。
最初は一時的な立ち入りでも、そのまま寝泊まりしたり、荷物を持ち込んだりして住み着かれるケースも考えられます。
長期間使用されると、室内にごみがたまるほか、床や壁、設備が汚れたり壊れたりする可能性があります。
所有者が気づいてもすぐに解決できるとは限らず、状況によっては警察や専門家への相談が必要です。
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空き家で空き巣被害を見つけたときの対応

空き家を訪れた際に侵入された形跡を見つけると、突然のことでどう動けばよいか迷うことがあります。
対応を誤ると、自身の安全を損なったり、その後の確認や手続きに影響したりする可能性もあります。
被害を見つけたときに慌てないためにも、あらかじめ対応の流れを把握しておくことが大切です。
ここでは、空き巣被害に気づいてから修理までの流れを3つの段階で見ていきましょう。
建物へ入らず安全な場所へ移動する
玄関や窓にこじ開けた跡がある、ガラスが割れている、普段は閉まっているドアが開いているといった異変を見つけたら、建物の中へ入らないようにします。
犯人がまだ室内や敷地内に残っている可能性があるため、自分で確認しに行くのは危険です。
車の中や道路沿いなど、建物から距離を取った安全な場所まで移動しましょう。
同行者がいる場合も一緒に離れ、周囲を探したり不審者を追いかけたりせず、まずは身の安全を確保します。
現場に触れず警察へ連絡する
安全な場所へ移動したら110番へ連絡し、空き家を訪れたところ侵入された形跡を見つけたことを伝えます。
壊された鍵や割れた窓、落ちている物、荒らされた家財には触れず、できるだけ発見時の状態を保ちます。
警察が到着するまでは建物へ戻らず、安全な場所で待つのが基本です。
所有者本人が現地にいない場合は、管理を任せている家族や管理会社などが対応できるか確認し、警察の案内に従って立ち会い方法を調整します。
警察の確認後に破損箇所を修理する
警察による現場の確認が終わったら、壊された玄関錠や窓ガラス、ドアなどの修理を進めます。
破損したまま放置すると、同じ場所から再び侵入されたり、雨が吹き込んで室内や建材が傷んだりする原因になります。
火災保険や家財保険の契約内容によっては、盗難や侵入時の建物被害が補償される場合もあるため、修理前に保険会社へ連絡して必要な写真や書類を確認しておくと安心です。
修理後は、侵入口になった場所を中心に建物の防犯性も見直しましょう。
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空き家を守るための空き巣対策

空き家は人が住んでいないからこそ、日頃から侵入されにくい状態を保つことが重要です。
一度対策して終わりではなく、建物や敷地の状態を定期的に確認しながら、防犯上の弱点を減らしていく必要があります。
大がかりな工事をしなくても始められる方法はあるため、できるところから取り入れていきましょう。
ここでは、空き家を空き巣から守るための対策を6つ紹介します。
玄関や勝手口の錠前を見直す
空き家を長期間そのままにしていると、築年数の古い玄関錠や勝手口の鍵が使われ続けていることがあります。
玄関は、ピッキングなどに強い防犯性の高い錠前へ交換すると、短時間で解錠されにくくなります。
勝手口も見落としやすいため、鍵が正常にかかっているか、ドアや枠に破損がないか確認が必要です。
特に建物の裏側など、人目につきにくい場所にある出入口は優先して状態を確認しましょう。
防犯カメラや警報器を設置する
防犯カメラを設置すると、敷地へ入った人物や車の様子を記録でき、不審な出入りを後から確認できます。
玄関前だけでなく、門扉や駐車場、勝手口など、人が建物へ近づく経路を撮影できる位置に設置するのがポイントです。
遠方に住んでいる場合は、人の動きを検知するとスマートフォンへ通知が届き、映像を確認できるタイプも役立ちます。
インターネット回線を引いていない空き家では、SIM通信に対応した機種や、電源を確保しにくい場所で使えるソーラー式も選択肢です。
窓やドアが開いたときに大きな音が鳴る警報器を併用すれば、侵入した人物をその場にとどまりにくくする効果も期待できます。
空き家の防犯対策10選!自分でできる方法や狙われやすい理由を解説
センサーライトで死角を減らす
夜間に暗くなる玄関や建物の裏側は、人の姿が周囲から見えにくくなる場所です。
人の動きを感知して点灯するセンサーライトを設置すると、近づいた人物を照らし、周囲から見えやすい環境をつくれます。
設置場所として優先したいのは、勝手口や掃き出し窓、物置の周辺など、道路や隣家から見えにくい場所です。
電源を取れない場所ではソーラー充電式を選べば、配線工事をせずに取り付けられる製品もあります。
ただし、庭木で光が遮られたり、センサーの向きがずれたりすると十分に機能しないため、定期的な確認も必要になります。
空き家の庭木伐採はいくら?費用相場と放置リスク・依頼先を解説
窓に防犯フィルムや補助錠を取り付ける
窓からの侵入対策では、ガラスが破られても短時間で解錠されにくい状態をつくることがポイントです。
防犯フィルムを窓ガラスの室内側に貼ると、ガラスを破って穴を開けるまでに時間をかけさせる効果が期待できます。
さらにサッシへ補助錠を取り付ければ、ガラスの一部が破られてもすぐに窓を開けにくくなります。
製品によって性能や施工方法が異なるため、防犯性能を確認したうえで選ぶことが大切です。
すべての窓を一度に対策できない場合は、1階の窓や人目につきにくい窓、足場になる物が近くにある窓から優先するとよいでしょう。
定期的に草刈りや郵便物の回収を行う
雑草が伸び放題になり、郵便受けにチラシがたまった状態は、長期間人が訪れていないことを外から判断される材料になります。
空き家を訪れた際は、郵便物の回収に加えて、玄関周辺の落ち葉やごみを片付け、庭木や雑草も整えておきましょう。
道路から窓や玄関が見えないほど庭木が茂っている場合は、枝を剪定して敷地内の見通しを確保すると、防犯面でも安心です。
新聞を購読している場合は配達を止め、郵便物には転送サービスを利用すると、ポストへの放置を防げます。
遠方に住んでいて定期的な訪問が難しいときは、空き家管理サービスへ巡回や草刈りを依頼する方法も選択肢のひとつです。
空き家管理サービスの選び方ガイド!おすすめ7社・メリット・費用を解説
近隣住民に空き家を気にかけてもらう
所有者が頻繁に訪れられない空き家では、近隣住民の目も防犯につながります。
近隣住民に空き家であることを伝えておけば、見慣れない人物が敷地へ入っている、夜間に明かりがついているなどの異変に気づいてもらいやすくなります。
長期間留守にする場合は、可能な範囲で所有者や管理者の連絡先を伝えておくと、異変があった際の連絡もスムーズです。
空き家を訪問した際に近隣へあいさつしておくことも、普段から気にかけてもらえる関係づくりにつながります。
所有者だけで管理を抱え込まず、周囲の目が届く状態をつくっておくことも空き家の防犯対策のひとつです。
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空き巣の不安が続く空き家の今後を見直す

空き家は防犯対策をしていても、人が暮らしている住宅と比べて日常的に異変へ気づきにくい状態です。
所有期間が長くなるほど、建物の点検や防犯設備の維持など、管理にかかる負担も続きます。
将来の使い道が決まっていない場合は、防犯対策だけを続けるのではなく、空き家そのものを今後どうするか考えることも必要です。
ここでは、空き巣の不安が続く空き家について、今後を見直すポイントを4つ紹介します。
今後の利用予定を整理する
まずは、自分や家族が今後その空き家を使う予定があるのかを整理します。
「いつか住むかもしれない」「相続したのでそのまま所有している」といった状態なら、利用する時期まで具体的に考えてみることが重要です。
あわせて確認したいのが、固定資産税や火災保険料、草刈り、点検、修繕などに毎年いくらかかっているかです。
遠方にある空き家では、現地までの交通費や移動時間も管理負担に含まれます。
利用予定と年間の維持費を整理すると、このまま所有するメリットと負担を比較しやすくなります。
管理が難しい場合は専門会社へ依頼する
遠方に住んでいるなど、自分で定期的に空き家へ通えない場合は、空き家管理サービスを利用する方法があります。
サービス内容は会社によって異なりますが、外観の確認や郵便物の回収、室内の換気、通水、庭の状態確認などを依頼できます。
巡回後に写真付きの報告を受けられるサービスなら、現地へ行かなくても建物の変化を把握しやすくなります。
庭木の剪定や草刈り、防犯設備の設置などは別料金になる場合があるため、契約前に基本料金へ含まれる作業を確認しておくことが大切です。
定期的に人が訪れる状態をつくれば、異変の早期発見にもつながります。
空き家を貸すか別の用途で使うか考える
建物の状態が比較的良く、住宅として使える場合は、賃貸に出して活用する方法があります。
入居者が暮らすようになれば人の出入りが生まれるため、長期間無人のままにする状態を避けられます。
ただし、貸し出す前には雨漏りや給排水設備、電気設備などを確認し、必要に応じて修繕しなければなりません。
自分で賃貸経営をする方法だけでなく、事業者が空き家を借り上げて運用する仕組みを利用できる場合もあります。
立地や敷地の条件によっては、住宅として貸す以外の活用方法も検討できます。
空き家を賃貸活用するなら相談窓口はどこ?問題解決までの流れも解説
使う予定がなければ売却を検討する
空き家を売却する場合は、中古住宅として売るほか、建物を現状のまま売る方法などがあります。
建物が古いからといって、必ずリフォームしてから売却しなければならないわけではありません。
修繕に費用をかける前に不動産会社へ査定を依頼し、そのまま売る場合と手を加えてから売る場合の価格や費用を比較すると判断しやすくなります。
建物の状態や立地によって売却方法は変わるため、複数の選択肢を確認したうえで進めることが大切です。
空き家の売却方法5選|手続きの流れ・税金控除の活用術・注意点も解説
空き巣が心配な空き家は防犯と今後の使い道を早めに見直そう

人の出入りが少なく、郵便物や雑草が放置された空き家は、長期間留守にしていることを外から判断されやすくなります。
普段から施錠や建物の状態を確認し、防犯カメラやセンサーライト、定期的な訪問などを組み合わせて対策しましょう。
遠方で管理が難しい場合や今後も住む予定がない場合は、賃貸や活用、売却を含めて空き家の使い道を見直すことも必要です。
空き巣対策や空き家の管理、今後の活用・売却についてお悩みの方は、湘南空き家ラボへお気軽にご相談ください。
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