logo
空き家

clock|Logo

親から相続した空き家が所有者不明だったら?発生原因・リスク・手放す方法まで解説

「親から引き継いだ家の名義が違っていた」「書類の住所へ手紙を送っても相手が見つからない」というような、思いがけない状況に戸惑っている方は多くいらっしゃいます。

役所で書類を取り寄せて所有者を調べる手順が基本となりますが、過去の手続きが放置されている影響で、本当の所有者にたどり着けないケースは珍しくありません。

この記事では、持ち主が分からない空き家を相続した場合の対処法や、所有者不明の空き家を放置するリスクなどについて解説します。

「所有者をどう特定すればいいかわからない」という悩みを解決して、空き家の活用や売却など、次のステップへ踏み出せる準備を整えていきましょう。

<<cta-contact-general>>

【親の空き家なのに名義が違う!?】なぜ所有者不明の事態が起きるのか?

「うちの親が長年住んでいた家なのに、なぜ登記の名義が違う人になっているの?」

空き家の整理を始めて、そんな事実に気づく方は少なくありません。

ここでは、所有者不明の空き家が生まれてしまう2つの原因について確認していきましょう。

【原因1】祖父母や曾祖父母の代から「名義変更」を放置していた

親が亡くなったあとも、家の名義変更が長期間そのままにされてしまうことで、所有者の分からない空き家が生まれてしまいます。

以前の法律では手続きの期限や罰則はなく、急いで名義を書き換えなくても、日々の暮らしで困る場面はほとんどありませんでした。

現在は新しいルールで義務化されたものの、それまでは面倒な作業を後回しにする対応が一般的とされてきた歴史があります。

そのため、家を手放す目的で物件の詳細を調べる段階に入り、名義の手続きが放置されていた事実に直面するケースも少なくありません。

これには、税金や専門家への依頼といった出費に負担を感じ、わざわざお金をかけてまで急ぐ必要はないと判断されやすい事情も関係しています。

親族の間で誰が引き継ぐか話し合うだけで、正式な書類を作らないまま年月が過ぎてしまうご家庭も多いでしょう。

家族の中では誰の持ち物か決まっていても、役所の記録上は数十年前に亡くなった人の名前のままで、時が止まっている状態が起きてしまう仕組みです。

【原因2】親戚の枝分かれで「会ったこともない相続人」が激増した

名義の手続きをそのまま放置してしまうと、当時の持ち主が亡くなったあと、配偶者や子どもへと家の権利はこまかく枝分かれしていきます。

親の代だけでも権利の整理は難しくなりますが、ひいおじいさんの代から手つかずになっている場合、顔も知らない親戚が数十人規模にまで増えてしまうケースは珍しくありません。

いざ家を手放そうとした場面で、会ったこともない遠い親戚全員を探し出し、財産を分けるための正式な書類へハンコを押してもらわなければならないという大きな壁にぶつかります。

どこに住んでいるのか分からない相手を順番に見つけ出し、事情を説明して納得してもらう道のりは、多くの時間とお金がかかる大変な作業です。

これだけ大変な作業が目の前にあると、どこから始めればいいのか分からず、結果的にそのまま時間だけが過ぎてしまう方は少なくありません。

【空き家の相続】基礎知識から知っておきたい手続きや注意点を解説!

「自分名義じゃないから」と放置するのは危険!降りかかる6つのリスク

「自分の名前が載っていないから今のままにしておこう」と考えている方は少なくありません。

しかし書類上の持ち主が誰であっても、実質的に家を管理する立場にいる方にはさまざまな危険が降りかかります。

自分には関係ないと思っていてもトラブルに巻き込まれてしまうのが、放置された建物の怖いところです。

これから具体的にどのような問題が起きるのか、6つのリスクを確認していきましょう。

【リスク1】老朽化で倒壊も!ご近所を巻き込む事故の不安

管理者が不在の空き家は、換気や修繕が行われないまま時間だけが過ぎていきます。

湿気や結露が繰り返されることで、柱や床が腐朽し、建物全体の強度が少しずつ低下していきます。

雨漏りが進行すると内部の劣化は加速し、見た目よりもずっと深刻な状態になっていることも珍しくありません。

そのため、台風や地震といった自然災害をきっかけに、弱った建物が倒壊するリスクは年々高まります。

もし建物が崩れれば、隣の家の壁や塀を壊したり、道を歩いていた人を巻き込んだりと、大きな被害につながる可能性もあるでしょう。

【リスク2】悪用されるかも?空き家が招く防犯の心配

人の目が届かない放置空き家は、不審者が侵入しやすい環境を生み出します。

施錠が甘くなっていたり、窓が破損していたりすることで、外から簡単に入れる状態になっている物件は少なくありません。

実際に、不正購入品の受け取り先や、違法薬物の密輸先として悪用されたケースもあります。

こうした犯罪の拠点として使われてしまうと、建物の老朽化による物理的な危険だけでなく、地域全体の治安が悪化するという問題も生じます。

「うちの近所にあの空き家がある」というだけで、住民が不安を感じるようになり、周辺の住環境そのものに影響が出る場合もあるでしょう。

このように、自分ではまったく予想していなくても、知らない間に家が犯罪へ使われてしまう危険性には注意が必要です。

【リスク3】害虫や悪臭でご近所迷惑に?衛生面のトラブルの発生

誰も住んでいない家を放置してしまうと、ネズミやシロアリなどの住みかとして狙われやすくなるでしょう。

人の気配がなく暗くて湿った空間は、そのような生き物にとって安全に繁殖できる都合のよい場所となってしまう傾向にあります。

一度住みつくと家の中だけでは済まされなくなり、ゴキブリが隣の家まで移動して迷惑をかける事態になるケースは珍しくありません。

ほかにも、動物のフンや誰かに勝手に捨てられたゴミがたまることで、近所へ嫌なにおいが漂い始める場合も考えられます。

「変なにおいがして困る」と周囲から苦情の連絡を受けて、初めて深刻な事態に気がつく所有者さまも多くいらっしゃいます。

ご近所との良好な関係を壊さないためにも、被害が大きくなる前に解決へ向けて動き出すことが重要になってくるでしょう。

【リスク4】突然の税金請求!未登記でもかかる固定資産税

「名義が自分でないなら、税金も関係ないはず」と思っている方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。

令和2年度の税制改正により、未登記の状態であっても、実際にその物件を使用している人物が明確であれば、その人へ固定資産税を課税できる仕組みになりました。

相続登記を済ませないまま実家に住み続けているケースや、事実上の管理者として関わっているケースでも、税金が請求される可能性もあるのです。

持ち主の分からない家は、役所にとって税金を集めるのが難しく、地域の収入が減ってしまう社会問題として重く受け止められています。

役所側も対策に力を入れており、これまであいまいだった税金に関するルールがしっかりと整えられつつある状況です。

そのため「誰の持ち物か分からないから、税金を支払わなくても大丈夫だ」と安心できる状況ではなくなったと、理解しておくことが大切です。

【リスク5】固定資産税が6倍に!?特定空家指定のペナルティ

倒壊の危険性があったり、著しく衛生上有害な状態にある空き家は、自治体から「特定空家」に指定されることがあります。

特定空家とは、そのまま放置しておくと倒れる危険性が高い建物や、ゴミなどで周囲の環境を悪化させるおそれがある建物を指しています。

指定を受けてしまうと、それまで適用されていた税金が安くなる特別なルールから外れ、土地に発生する固定資産税が最大で6倍に跳ね上がってしまう点に注意が必要です。

「うちはそこまで古くない」「まだ倒壊するほどじゃない」と思っていても、自治体の判断基準は思ったより厳しい場合があります。

外から見た状態や近隣からの苦情によって指定が進むケースもあるため、放置している間に知らず知らず対象になっていたというケースも起こり得ます。

そのため、固定資産税の通知が届いて慌てる前に、今の状態を把握しておくことが大切です。

空き家の固定資産税6倍はいつから?仕組みと回避策を解説

【リスク6】強制解体で高額請求?行政代執行による費用の負担

空き家の倒壊などで、周囲に危険をおよぼすおそれがあると自治体が判断した場合、持ち主に代わって強制的に建物を壊す作業が行われるケースがあります。

ここで大きな問題となるのは、解体にかかった費用のすべてが、建物を管理している人や親戚へ請求されるという点です。

壊すための費用は建物の大きさによって変わりますが、数百万円から一千万円を超える場合もあり、突然の請求は家計に大きな負担を与えます。

もし支払いが滞れば、自分の財産を差し押さえられてしまうおそれもあり、放置した結果として、もっとも避けなければならない事態といえるでしょう。

自分には関係ないと考えていても、実質的な管理者として役所に認められれば、責任を厳しく問われる可能性があります。

そのままにしておくほど選べる解決策は少なくなってしまうため、早い段階で相談を始めることが、結果として費用の節約にもつながります。

空き家の解体費用の相場とは?構造別の目安と払えない時の対処法を解説

<<cta-contact-general>>

【解決への第一歩】名義人を特定して相続するための3ステップ

「所有者の特定に向けて、何から始めたらいいかわからない」と、どこから手を付ければいいのか分からず、立ち止まってしまう方は決して少なくありません。

複雑に絡み合った糸を解きほぐすように、本当の持ち主を特定して名義を書き換えるための流れを3つの段階に分けて整理してみましょう。

【ステップ1】登記事項証明書で所有者を確認

持ち主が誰なのかを正確に知るために、まずは法務局で発行される登記事項証明書を手に入れるところから始めましょう。

この書類は法務局の窓口へ直接行くほか、専用のオンラインサービスを利用して自宅から取り寄せる方法も選べます。

手数料は数百円ほどで、誰でも取得できる公的な証明書となっており、現在の名義人が誰で、どこに住んでいるのかを確認するための基本となる資料です。

書類には建物の広さや構造のほかに、住宅用エリアの住居専用地域といった用途地域を調べる際にも役立つ詳細な情報が記載されています。

今後の手続きを進めるうえで何度も必要になる重要な書類であるため、早い段階で準備しておくことが大切です。

【ステップ2】住民票と戸籍謄本で現状をたどる

書類に載っている名義人が確認できたら、次はその方が現在どのような状況にあるのかを調べていきます。

ご本人が存命なのか、すでに亡くなっているのかによって、その後に取るべき対応が大きく変わるためです。

住民票などは本人以外が手に入れる場合に正当な理由を求められるため、手続きに慣れた司法書士といった専門家に相談するのが現実的な方法といえます。

もし名義人が亡くなっていると分かった場合は、さらに戸籍謄本をさかのぼって、親族のつながりを確認しなければなりません。

戸籍を丁寧にたどる作業を繰り返すことで、誰が本当の引き継ぎ役になるのかを正しく特定できるようになります。

複数の自治体から書類を集める作業は手間と時間がかかりますが、権利を整理して問題を解決するためには欠かせない大切な工程です。

【ステップ3】相続人の連絡先を親戚に確認する

書類の附票などで相手の住まいが判明したとしても、約束もなく突然自宅を訪ねることは避けたほうがよいでしょう。

事情を知らない相手から警戒されたり、思わぬトラブルに発展したりするおそれがあるため、まずは丁寧な手紙を送って事情を伝えるのが一般的です。

もし返信が届かない場合でも、相手の近所に聞き込みをして回るような行動は控えましょう。

プライバシーを勝手に調べられていると相手に感じさせてしまうと、話し合いの場を持つこと自体が難しくなりかねません。

面識のない親族への連絡や権利の整理は、感情のもつれが起きやすい非常に繊細な作業となります。

そのため、専門知識を持つ司法書士などに間に入ってもらい、第三者の立場から連絡を取ってもらうのがもっとも確実な解決策です。

【手放す?活かす?】名義変更(相続登記)完了後の6つの選択肢!

名義変更(相続登記)が完了したら、次は「その空き家をどうするか」について考える段階です。

「とにかく早く手放したい」という方もいれば「思い入れがあるから、できればこのまま活かしたい」という方もいるでしょう。

売る・貸す・寄付するなど、選択肢はひとつではないため、ご自身の状況や気持ちに合った方法を探してみてください。

【1】国に土地を引き取ってもらう!相続土地国庫帰属法

2023年4月に施行された「相続土地国庫帰属法」は、相続や遺贈で取得した土地を国に引き取ってもらえる制度です。

活用や売却が難しい土地を手放す手段として注目されていますが、実際に利用するためには厳しい条件をすべてクリアしなければなりません。

国に引き取ってもらうための主な条件は、以下の通りとなっています。

  • 建物が建っていない更地の状態であること
  • 土壌汚染などのトラブルがない土地であること
  • 境界線がはっきりしており、争いがないこと
  • 担保に入っていたり、他人の権利がついていたりしないこと

もし空き家が残っている場合は、事前に自分たちの費用で建物を解体して、きれいな更地にする準備が必要です。

また、手続きの際には、土地1筆ごとに10年分の管理費用にあたるお金を納めるルールが定められています。

無料で手放せるという手軽なイメージを持ちやすい制度ですが、実際にはかなりの費用と手間がかかることを理解したうえで検討を進めましょう。

【相続土地国庫帰属制度】土地を国に渡せる?申請条件や手続きの流れを解説

参考:法務省「相続土地国庫帰属法について」

【2】リスクから解放?自治体へ空き家の寄付を相談

自分たちが持っている空き家を、役所などの自治体に寄付して手放す方法も選択肢のひとつです。

無事に受け入れてもらえれば、毎年のように支払う固定資産税や庭木を整えるといった管理の手間から解放されます。

まずは地域の相談窓口へ連絡して、必要な書類を提出して申し込みを進めていくのが一般的な流れです。

しかし、建物の老朽化が進んでいて倒壊の危険がある場合や、役所側で使い道が見つからない立地では、寄付を断られてしまう傾向にあります。

そのため、寄付だけで解決できると期待しすぎず、ほかの活用方法も視野に入れながら並行して検討していくことが大切です。

【3】空き家バンクで買主とマッチング!

空き家バンクは、役所が中心となって運営する、建物を売りたい方と買いたい方を結びつけるための無料サービスです。

登録するために費用がかからない場合も多く、手軽に試せる選択肢のひとつです。

しかし、情報を掲載しても必ず買い手が見つかるという保証はなく、売れるまでに時間がかかる可能性も考えておく必要があります。

また、自治体によっては不動産会社が間に入らず、個人同士で直接やり取りして契約を進めなければならないケースも珍しくありません。

大切な契約をめぐるトラブルを防ぐためにも、専門知識を持つ方のサポートを受けながら慎重に手続きを進めることが重要です。

空き家バンクとは?制度の仕組みとメリット・デメリットを解説

【4】希望者へ無償譲渡して負担を手放す

友人や知人など、空き家を活用したいという希望者がいれば、無料で譲り渡すという選択肢もあります。

管理責任を手放せるという点では、気持ちが楽になる方法のひとつです。

ただし、譲り受ける側には固定資産税や贈与税といった税金負担が発生するため、事前に十分な説明と理解が必要です。

税負担が予想より大きく「やはり引き受けられない」となるケースもあるため、税理士などに試算してもらってから話を進めると安心です。

【5】リフォームして賃貸の収入源にする

建物の傷みが少なく便利な場所にある場合は、内装や設備をリフォームして、賃貸物件として活用する道もあります。

毎月決まった家賃が入ることで、払い続けるだけだった固定資産税の負担を軽くできる点は大きな魅力といえるでしょう。

工事費用を準備する必要はありますが、大切な資産を有効に使うという視点からも価値のある選択肢となります。

しかし、駅やバス停から遠い場所では、新しく住む人を見つけるのが難しい可能性も考えなければなりません。

費用をかけて直したものの、借り手が見つからないという事態を防ぐため、事前に周囲でどれくらい需要があるのかを詳しく調べておくことが重要です。

空き家リフォームの活用法から補助金を利用した費用の抑え方まで解説!

【6】スッキリ現金化!状態に合わせて2つの売却方法から選ぶ

空き家の手入れや管理の負担を完全になくしながら、まとまったお金を手元に残せる確実な方法が売却です。

駅の近くにある便利な土地や建物の状態がよい物件であれば、不動産会社に依頼して、一般の買い手を探してもらう方法が向いています。

一方で、老朽化が進んで修繕が必要な場合や、立地の条件があまり良くない場合は、専門の会社に直接買い取ってもらうことで素早く現金に換える方法も選べるでしょう。

家が建っている場所や現在の傷み具合によって最適な選択肢は変わるため、どちらの売り方が自分に合っているかを専門家に相談してみることが大切です。

こんなに古い家は売れないだろうと、最初からあきらめてしまう必要はありません。

意外なところで新しい使い道が見つかり、買い手が現れる可能性も十分に考えられます。

まずは専門の窓口へ連絡して、どのような活用ができるかのアドバイスをもらうところから始めてみましょう。

空き家の売却方法5選|手続きの流れ・税金控除の活用術・注意点も解説

空き家の活用・売却は湘南空き家ラボにご相談ください

「売れない」「荷物が残っている」このような状態の空き家でも、湘南空き家ラボでは、最適な活用・売却方法を提案します。

片付けやリフォームにかかる費用はすべてこちらで負担するため、所有者の方に費用は一切かかりません。

「所有者は判明したが、空き家を今後どう扱うか悩んでいる」という場合は、まずは気軽にご相談ください。

<<cta-contact-general>>

【待ったなし】2024年の法改正で「放置空き家」への風当たりが急激に厳しく!

空き家の問題をいつか解決しようと考えながら、日々の忙しさで後回しにしている方は少なくありません。

実は、2023年から2024年に、空き家に関する法律が新しくなり、放置することによる不利益が格段に重くなっています。

まだ大丈夫だろうという考えが通用しにくい時代へ変わったため、制度の変更点を正しく理解しておくことが大切です。

大切な資産を守るためにも、どのようなルールが新設されたのかを一緒に確認していきましょう。

【罰則あり】過去の分も必須!相続登記が義務化

2024年4月から、家や土地を引き継いだことを知った日から3年以内に名義変更の手続きを行うことが法律で決まりました。

正当な理由がないまま放置してしまうと、最大で10万円の過料というペナルティを科される可能性があります。

手続きに手間や費用がかかるという理由で、名義の書き換えを避けることは難しくなったといえるでしょう。

このルールで特に注意したい点は、法律ができる以前に発生していた古い相続分も対象に含まれる点です。

昔のことは自分には関係ないと思い込まず、心当たりのある場合は早めに司法書士などの専門家へ相談することをおすすめします。

参考:法務省「相続登記の申請義務化に関するQ&A」

【最大6倍に!】税金が跳ね上がる「管理不全空き家」の創設

2023年の法改正によって、倒壊の危険がある特定空家になる一歩手前の状態として管理不全空き家という区分が作られました。

窓が割れていたり雑草が伸び放題になっていたりと、手入れが不十分な家はこの区分に指定されてしまう可能性があります。

自治体からの指導に対して改善が見られない場合、それまで受けていた税金の優遇措置が受けられなくなります。

優遇が外れると、土地にかかる固定資産税が最大で6倍にまで跳ね上がるため、家計に重い負担がかかるでしょう。

そのため「うちはまだ大丈夫だ」と過信せず、自治体から厳しい判断を下される前に、建物の状態を整えておくことが重要です。

管理不全空き家の基準とは?認定される前に知っておきたい対策と判断ポイント

参考:国土交通省「管理不全空家等及び特定空家等に対する措置に関する適切な実施を図るために必要な指針(ガイドライン)」

【新制度】不要な土地を国へ!相続土地国庫帰属法

使い道のない土地を手放す新しい選択肢として、国が引き受ける制度も用意されています。

この仕組みは、誰の持ち物か分からない物件が増え続ける社会課題へ対応するため、国も本格的な対策へ乗り出した結果として作られました。

しかし、役所の審査は厳しく設定されており、どのような状態の土地でも簡単に手放せるわけではない点に気をつけなければなりません。

建物の解体工事による更地化や多額の支払いが求められるなど、手続きの際にかかる相応の負担について覚えておく必要があります。

【相続土地国庫帰属制度】土地を国に渡せる?申請条件や手続きの流れを解説

参考:法務省「相続土地国庫帰属制度」

引越し後も必須!住所や氏名変更の登記義務化

本当の持ち主が分からなくなる主な原因のひとつとして、引っ越しや結婚で名前が変わっても、登記が更新されないまま放置されるケースも挙げられます。

この問題を解消するために、2026年4月から氏名や住所の変更登記も新しく義務化されることが決まりました。

情報が変わった日から2年以内に届け出を出さない場合、最大で5万円の過料を支払わなければならない可能性があります。

これまでは見逃されていた住所変更についても、今後は名前が変わるたびに更新することが求められるようになります。

放置空き家のご相談は湘南空き家ラボへ

「どうにかしなければ」と焦りながらも、活用方法がわからない空き家を抱える状況に悩んで動けなくなるケースは少なくありません。

湘南空き家ラボでは、空き家に家財が残っている状態でも、こちらで片付けや修繕の費用を負担し、最適な活用方法を提案いたします。

すべての手続きはオンラインのやり取りで完結するため、遠方にお住まいの方でも現地へ向かう負担を減らせます。

「まずは話を聞いてみたい」といった段階から丁寧にサポートいたしますので、所有している空き家の問題にお悩みでしたら、湘南空き家ラボにご相談ください。

<<cta-contact-general>>

SHARE

  • Facebook
  • X